2017年03月27日
米兵の雑嚢
こんにちは、パイル二等兵です
今回ご紹介する、アウトドアで使用出来そうなミリタリーグッズはコチラ
クレイモアバッグ

制式名:M7 Bandolier
製造国:アメリカ合衆国
製造年:1960年~現在
サイズ:25×30cm(平均値) ※本体部分
カラー:OD
材質:コットン
M18A1クレイモアを収納する肩掛けバッグです。
※M18A1クレイモアはこちらを参照ください⇒クレイモア地雷 - Wikipedia
制式名は「M7バンダリア」なのですが、一般的には「クレイモアバッグ」と呼ばれています。
M18A1クレイモアはM18クレイモアを1960年に改良したもので、実戦で使用されたのは1966年のベトナムです。
改良当初にクレイモアバッグも採用されていたかは不明ですがベトナム戦争では使用されていたので、
1960年代前半には存在していたと思います。
クレイモアバッグは蓋つきの肩掛けバッグで、収納部分は真ん中に仕切りがあります。
蓋の裏側にはM18A1クレイモアの取扱説明書が縫い付けられています。
本来は使い捨てのバッグなのですが使い勝手が良いので、米兵たちは雑嚢として再利用していました。
基本的な形は1960年代から現在まで変わっていないのですが、
若干の変更により初期型~後期型と言う変遷がありますので軽く紹介したいと思います。
クレイモアバッグ(初期型)

こちらはいわゆる初期型と呼ばれているタイプです。
この初期型は1960年代に使用されていたもので、ベトナム戦争モノと言えますね。
初期型の特徴
①ボタンの表面に穴がない
②蓋裏面にループがない
生地が後期型に比べ若干荒い気がしますが、初期型の特徴なのか単なる製造ロットの違いなのかは不明です。
クレイモアバッグ(中期型)

こちらも初期型なのですが、改良されていますので中期型と分類しました。
過渡期型と言った方が良いかもしれません。
バッグ自体は1960年代後半に生産されたもので、
1970年以降にループを後付けして使用していたのだと推測します。
蓋裏面に「ECT-1-51」と言うスタンプがありますが詳細は不明です。
中期型の特徴
①ボタンの表面に穴がない
②蓋裏面にループが後付け(?)されている
初期型に蓋裏面のループが後付けされています。
後付けではなく、この時期はこの様な縫い付けだったのかもしれません。
平行に縫われているので「パラレル縫い」とでも呼んでおきましょう。
このループが曲者で、一体何の為のものなのか不明ですが自分なりに考察したものを後述しておきます。
クレイモアバッグ(後期型)

こちらはいわゆる後期型と呼ばれているタイプです。
最新装備に疎いので良く分かりませんが、現在もこの後期型が使われているのだと思います。
1970年以降はこの後期型で、一般的にはベトナム戦争モノではないとされています。
後期型の特徴
①ボタンの表面に穴がある
②蓋裏面にループがある
後期型は蓋裏面のループが標準装備されています。
ジグザグに縫われているので「ジグザグ縫い」とでも呼んでおきましょう。
後期型でループの無いものもあるみたいなので、大きく分類すると4タイプとなりますね。
ループの用途についての考察

どこかのサイトで何かを差しておくとの記述を見たのですが、その「何か」を忘れてしまいました・・・
そもそもその記述が正しいとも限りませんが
可能性としましては
①何かを差しておくもの
②蓋の取っ手的なもの
③蓋の当て布的なもの
現行品にまで脈々と取り付けられている所を見ると、なくては困るものなんでしょうが・・・
個人的な推測ですが、クレイモアのコードを固定するためのペグ(マニュアルではSTAKEと表記)を入れるのでは?
と思ったりしましたが・・・まあ違うでしょう
色々調べてみるとクレイモアのマニュアルにM1 Firing Deviceと言う着火装置(以下M1着火装置)
を使った使用例がありました。
敵がワイヤーに足を引っかけると着火する(手榴弾のピンのようなもの)装置なのだと思います。
M1着火装置は本体部分が約2.2cm、頭の部分が約2.5cmくらいですので、
サイズ的にははループに収めるにはちょうどいい感じです。
本体部分はループを通り、頭の部分は通らない・・・ような気がします。
またM1着火装置が5本で箱入りになっていることから、ループが5個あるのかな?
などと思ってしまいますね。
最大の問題はループにM1着火装置を差している画像が一切ない点です
ご存知の方、ご教授下さい!
お知らせ

話はガラリと変わりますが、当方が所属している『アズ漫画研究会』の展示会『アズ展~夢編~』が
北九州リバーウォーク5Fで開催しておりますので、どうぞお立ち寄り下さい。
「パイル二等兵の露営日記を見た」と言って頂ければ入場無料になりますし、
仮に言わなくても入場無料になります!!
ちなみに当方は今回作品を提出していません・・・
それでは今回はこのへんで
本日のタバコNo.018:ブラックデビル・ココナッツミルクは『続きを読む』をクリック

今回ご紹介する、アウトドアで使用出来そうなミリタリーグッズはコチラ

クレイモアバッグ
制式名:M7 Bandolier
製造国:アメリカ合衆国
製造年:1960年~現在
サイズ:25×30cm(平均値) ※本体部分
カラー:OD
材質:コットン
M18A1クレイモアを収納する肩掛けバッグです。
※M18A1クレイモアはこちらを参照ください⇒クレイモア地雷 - Wikipedia
制式名は「M7バンダリア」なのですが、一般的には「クレイモアバッグ」と呼ばれています。
M18A1クレイモアはM18クレイモアを1960年に改良したもので、実戦で使用されたのは1966年のベトナムです。
改良当初にクレイモアバッグも採用されていたかは不明ですがベトナム戦争では使用されていたので、
1960年代前半には存在していたと思います。
クレイモアバッグは蓋つきの肩掛けバッグで、収納部分は真ん中に仕切りがあります。
蓋の裏側にはM18A1クレイモアの取扱説明書が縫い付けられています。
本来は使い捨てのバッグなのですが使い勝手が良いので、米兵たちは雑嚢として再利用していました。
基本的な形は1960年代から現在まで変わっていないのですが、
若干の変更により初期型~後期型と言う変遷がありますので軽く紹介したいと思います。
クレイモアバッグ(初期型)
こちらはいわゆる初期型と呼ばれているタイプです。
この初期型は1960年代に使用されていたもので、ベトナム戦争モノと言えますね。
初期型の特徴
①ボタンの表面に穴がない
②蓋裏面にループがない
生地が後期型に比べ若干荒い気がしますが、初期型の特徴なのか単なる製造ロットの違いなのかは不明です。
クレイモアバッグ(中期型)
こちらも初期型なのですが、改良されていますので中期型と分類しました。
過渡期型と言った方が良いかもしれません。
バッグ自体は1960年代後半に生産されたもので、
1970年以降にループを後付けして使用していたのだと推測します。
蓋裏面に「ECT-1-51」と言うスタンプがありますが詳細は不明です。
中期型の特徴
①ボタンの表面に穴がない
②蓋裏面にループが後付け(?)されている
初期型に蓋裏面のループが後付けされています。
後付けではなく、この時期はこの様な縫い付けだったのかもしれません。
平行に縫われているので「パラレル縫い」とでも呼んでおきましょう。
このループが曲者で、一体何の為のものなのか不明ですが自分なりに考察したものを後述しておきます。
クレイモアバッグ(後期型)
こちらはいわゆる後期型と呼ばれているタイプです。
最新装備に疎いので良く分かりませんが、現在もこの後期型が使われているのだと思います。
1970年以降はこの後期型で、一般的にはベトナム戦争モノではないとされています。
後期型の特徴
①ボタンの表面に穴がある
②蓋裏面にループがある
後期型は蓋裏面のループが標準装備されています。
ジグザグに縫われているので「ジグザグ縫い」とでも呼んでおきましょう。
後期型でループの無いものもあるみたいなので、大きく分類すると4タイプとなりますね。
ループの用途についての考察

どこかのサイトで何かを差しておくとの記述を見たのですが、その「何か」を忘れてしまいました・・・
そもそもその記述が正しいとも限りませんが

可能性としましては
①何かを差しておくもの
②蓋の取っ手的なもの
③蓋の当て布的なもの
現行品にまで脈々と取り付けられている所を見ると、なくては困るものなんでしょうが・・・
個人的な推測ですが、クレイモアのコードを固定するためのペグ(マニュアルではSTAKEと表記)を入れるのでは?
と思ったりしましたが・・・まあ違うでしょう

色々調べてみるとクレイモアのマニュアルにM1 Firing Deviceと言う着火装置(以下M1着火装置)
を使った使用例がありました。
敵がワイヤーに足を引っかけると着火する(手榴弾のピンのようなもの)装置なのだと思います。
M1着火装置は本体部分が約2.2cm、頭の部分が約2.5cmくらいですので、
サイズ的にははループに収めるにはちょうどいい感じです。
本体部分はループを通り、頭の部分は通らない・・・ような気がします。
またM1着火装置が5本で箱入りになっていることから、ループが5個あるのかな?
などと思ってしまいますね。
最大の問題はループにM1着火装置を差している画像が一切ない点です

ご存知の方、ご教授下さい!
お知らせ

話はガラリと変わりますが、当方が所属している『アズ漫画研究会』の展示会『アズ展~夢編~』が
北九州リバーウォーク5Fで開催しておりますので、どうぞお立ち寄り下さい。
「パイル二等兵の露営日記を見た」と言って頂ければ入場無料になりますし、
仮に言わなくても入場無料になります!!
ちなみに当方は今回作品を提出していません・・・

それでは今回はこのへんで

本日のタバコNo.018:ブラックデビル・ココナッツミルクは『続きを読む』をクリック

本日のタバコNo.018:ブラックデビル・ココナッツミルク

商品名 : ブラックデビル・ココナッツミルク
販売元 : オランダ
価格 : 460円(2017年3月現在)
タール : 8mg
ニコチン : 0.5mg
発売年 : 不明
販売地 : 全国
オランダのタバコで、パッケージがカッコよくもあり可愛くもあり・・・タバコ自体も黒で渋いですね。
ココナッツミルク味とのことですが、喫煙者はこんな甘ったるそうな味を求めているのでしょうか?
商品名 : ブラックデビル・ココナッツミルク
販売元 : オランダ
価格 : 460円(2017年3月現在)
タール : 8mg
ニコチン : 0.5mg
発売年 : 不明
販売地 : 全国
オランダのタバコで、パッケージがカッコよくもあり可愛くもあり・・・タバコ自体も黒で渋いですね。
ココナッツミルク味とのことですが、喫煙者はこんな甘ったるそうな味を求めているのでしょうか?
Posted by パイル二等兵 at 02:00│Comments(0)
│バッグ・リュック