2014年05月22日
アンティークな野戦用水筒
こんばんは、パイル二等兵です
今回ご紹介するのはアンティークなキャンティーンです


まずは画像左側がM-1910キャンティーンです。 制式名からも分かる通り、1910年に採用された品です。
形は現行のプラ製キャンティーンと同じですが、キャップと本体がアルミ製となっております。
米軍のキャンティーンは100年以上同じフォルムなんですね!!
1950年代にアルミ製キャンティーンは一時期復活するのですが、
アルミの質感と黒い樹脂キャップで違いを判断できます。
製造年は1918年、製造会社はT.J.W.B.M.CO.です。
次に画像右側がM-1942キャンティーンです。
第二次世界大戦の勃発でアルミ不足になり、1942年に鉄製のキャンティーンが採用されました。
当然鉄だとすぐに錆びてしまうので、ホーロー(琺瑯、エナメルコーティング)になっています。
しかしガラス質のコーティングは戦場ではもろく評判は良くなかったようで、
翌年にはステンレス製のキャンティーンが制式採用されます。
製造年は1942年、製造会社はREPです。
それでは今回はこのへんで

今回ご紹介するのはアンティークなキャンティーンです



まずは画像左側がM-1910キャンティーンです。 制式名からも分かる通り、1910年に採用された品です。
形は現行のプラ製キャンティーンと同じですが、キャップと本体がアルミ製となっております。
米軍のキャンティーンは100年以上同じフォルムなんですね!!
1950年代にアルミ製キャンティーンは一時期復活するのですが、
アルミの質感と黒い樹脂キャップで違いを判断できます。
製造年は1918年、製造会社はT.J.W.B.M.CO.です。
次に画像右側がM-1942キャンティーンです。
第二次世界大戦の勃発でアルミ不足になり、1942年に鉄製のキャンティーンが採用されました。
当然鉄だとすぐに錆びてしまうので、ホーロー(琺瑯、エナメルコーティング)になっています。
しかしガラス質のコーティングは戦場ではもろく評判は良くなかったようで、
翌年にはステンレス製のキャンティーンが制式採用されます。
製造年は1942年、製造会社はREPです。
それでは今回はこのへんで

2014年05月20日
アンティークな野戦用食器
こんにちは、パイル二等兵です
今回はご紹介するのはこちら

ビンテージと言うよりはアンティークと言うべき第一次世界大戦時のメスキットセット(野戦用食器)です。

こちらはM-1910メスキットパン(以下メスパン)です。
名前の通り1910年に採用されたメスパンで、第二次世界大戦初期まで使用されていました。
構造は1940年代に採用された現在のメスパンと同じですが、
蓋が二つに仕切られていないなど造形的な違いがあります。
製造年は1918年、製造会社はL.F.&C.です。
M-1910系の装備品は1917年と1918年の物が多いです。
これは第一次世界大戦用に大量生産されたからだと思います。
(画像は後ほど・・・)
こちらはM-1910ユテンシルセットです。
ナイフ、フォーク、スプーン、そしてナイフとフォーク用の革製鞘の5点セット。
ナイフ、フォーク、スプーンは1917年製。 革製鞘は製造年不明。
現在のユテンシルセットと違い持ち手に穴が空いていません。
革製鞘は第二次世界大戦後使用されなくなりました。
それでは今回はこのへんで

今回はご紹介するのはこちら


ビンテージと言うよりはアンティークと言うべき第一次世界大戦時のメスキットセット(野戦用食器)です。

こちらはM-1910メスキットパン(以下メスパン)です。
名前の通り1910年に採用されたメスパンで、第二次世界大戦初期まで使用されていました。
構造は1940年代に採用された現在のメスパンと同じですが、
蓋が二つに仕切られていないなど造形的な違いがあります。
製造年は1918年、製造会社はL.F.&C.です。
M-1910系の装備品は1917年と1918年の物が多いです。
これは第一次世界大戦用に大量生産されたからだと思います。
(画像は後ほど・・・)
こちらはM-1910ユテンシルセットです。
ナイフ、フォーク、スプーン、そしてナイフとフォーク用の革製鞘の5点セット。
ナイフ、フォーク、スプーンは1917年製。 革製鞘は製造年不明。
現在のユテンシルセットと違い持ち手に穴が空いていません。
革製鞘は第二次世界大戦後使用されなくなりました。
それでは今回はこのへんで

2014年05月17日
M-1944/45パック後編
こんばんは、パイル二等兵です
今回も『M-1944/45パック前編』『M-1944/45パック中編』に引き続き、M-1944/45パックです


こちらはM-1945フィールドパック&カーゴパックの韓国軍供与品です。
朝鮮戦争で韓国軍は米軍装備を使用していたので、その頃の品だと思います。
韓国軍兵士の名前が漢字表記なのが歴史を感じます。
また何人もの名前が書かれていることから、お下がり的に使われていたのだと思います。
ちなみに通常のM-1945パックとの違いはありません。ただ韓国名が書かれていると言うだけです・・・

こちらはM-1945フィールドパックのタイ王国軍供与品です。
表に英語で、裏にタイ語で使用者の名前が書いてあります。
製造は1962年。 DSAナンバー入りのナム戦モノ
当然米軍では使用されていない時期なので、わざわざ供与する為に製造されたのだと思います。
このフィールドパックを背負ってタイ王国軍兵士は、ベトナム戦争へ行ったのでしょうか?
ちなみに通常のM-1945パックとの違いはありません。
ただタイ人名が書かれていると、DSAナンバー入りだと言うだけです・・・
それでは今回はこのへんで

今回も『M-1944/45パック前編』『M-1944/45パック中編』に引き続き、M-1944/45パックです



こちらはM-1945フィールドパック&カーゴパックの韓国軍供与品です。
朝鮮戦争で韓国軍は米軍装備を使用していたので、その頃の品だと思います。
韓国軍兵士の名前が漢字表記なのが歴史を感じます。
また何人もの名前が書かれていることから、お下がり的に使われていたのだと思います。
ちなみに通常のM-1945パックとの違いはありません。ただ韓国名が書かれていると言うだけです・・・

こちらはM-1945フィールドパックのタイ王国軍供与品です。
表に英語で、裏にタイ語で使用者の名前が書いてあります。
製造は1962年。 DSAナンバー入りのナム戦モノ

当然米軍では使用されていない時期なので、わざわざ供与する為に製造されたのだと思います。
このフィールドパックを背負ってタイ王国軍兵士は、ベトナム戦争へ行ったのでしょうか?
ちなみに通常のM-1945パックとの違いはありません。
ただタイ人名が書かれていると、DSAナンバー入りだと言うだけです・・・
それでは今回はこのへんで

2014年05月11日
M-1944/45パック中編
こんばんは、パイル二等兵です
スマホは目が疲れる・・・でも一日一件は他のブロガーさんにコメント残して行こう
あ、そう言えばコメントを頂いているSgt. Saundersどののブログ、
『蒐集徒然草』をお気に入りに追加させて頂きました
今回は前回『M-1944/45パック前編』から引き続き、M-1944/45パックです


こちらはM-1944フィールドパック&カーゴパックです。
M-1944パックは1944〜1945年の僅かな期間しか製造されていません。
後継のM-1945パックに比べ若干複雑な造りになっています。
その最たるものが上下パックの連結部分で、
言葉では表現しにくいのですがとにかくM-1944パックは複雑な連結方式です。
その他の違いは割愛させて頂きます
(もしかしたら書き足すかも・・・)
私が所有している物は上下パックとも1945年製。
フィールドパックは一部カーキの生地が使用されています。
では今回はこのへんで、
次回もまたM-1944/45パックについて書きます

スマホは目が疲れる・・・でも一日一件は他のブロガーさんにコメント残して行こう

あ、そう言えばコメントを頂いているSgt. Saundersどののブログ、
『蒐集徒然草』をお気に入りに追加させて頂きました

今回は前回『M-1944/45パック前編』から引き続き、M-1944/45パックです



こちらはM-1944フィールドパック&カーゴパックです。
M-1944パックは1944〜1945年の僅かな期間しか製造されていません。
後継のM-1945パックに比べ若干複雑な造りになっています。
その最たるものが上下パックの連結部分で、
言葉では表現しにくいのですがとにかくM-1944パックは複雑な連結方式です。
その他の違いは割愛させて頂きます

私が所有している物は上下パックとも1945年製。
フィールドパックは一部カーキの生地が使用されています。
では今回はこのへんで、
次回もまたM-1944/45パックについて書きます

2014年05月10日
M-1944/45パック前編
こんばんは、パイル二等兵です
スマホのみの生活になってからと言うもの、他のブロガーさん達のところへ全然顔を出せてない
早くパソコン入手してブログ巡りしたい!!・・・とりあえず少しずつでも見て回ろう
今回ご紹介するのは タロー殿からのリクエスト、M-1944/45フィールド&カーゴパックです

こちらがフルセットです。 上部がメインであるフィールドパック、下部がサブであるカーゴパックです。
M-1945サスペンダー(通称:Xサス)とガーランドベルトを装置して初めて背負うことが出来ます。
カーゴパックは単体で手提げカバンとして使用出来ます。
フィールド・カーゴパック両方の内部に、防水用のゴム引きライナーが付いています。
画像の上下パックは1951年製、もっとも多く出回っているタイプです。
恐らく朝鮮戦争用に大量に製造されたのだと思います。
M-1944パックの原型は海兵隊のM-1941パックです。 (M-1941パックはリュックとして単体で使用可能)
では今回はこのへんで、次回もM-1944/45パックについて書きます

スマホのみの生活になってからと言うもの、他のブロガーさん達のところへ全然顔を出せてない

早くパソコン入手してブログ巡りしたい!!・・・とりあえず少しずつでも見て回ろう

今回ご紹介するのは タロー殿からのリクエスト、M-1944/45フィールド&カーゴパックです


こちらがフルセットです。 上部がメインであるフィールドパック、下部がサブであるカーゴパックです。
M-1945サスペンダー(通称:Xサス)とガーランドベルトを装置して初めて背負うことが出来ます。
カーゴパックは単体で手提げカバンとして使用出来ます。
フィールド・カーゴパック両方の内部に、防水用のゴム引きライナーが付いています。
画像の上下パックは1951年製、もっとも多く出回っているタイプです。
恐らく朝鮮戦争用に大量に製造されたのだと思います。
M-1944パックの原型は海兵隊のM-1941パックです。 (M-1941パックはリュックとして単体で使用可能)
では今回はこのへんで、次回もM-1944/45パックについて書きます
