2011年12月29日
シェルターハーフテント試し張り
こんばんは、パイル二等兵です
年越し露営に向け、シェルターハーフテントを試し張りに行ってきました

場所は本番と同じ直方オートキャンプ場、当然のことながら貸切状態
まずはアルコールバーナーでお湯を沸かしコーヒーを淹れます
※時間が無いのでコーヒーは手抜き
コーヒーのお供はアルフォート。
映画『刑務所の中』を観て以来、無性にアルフォートが食べたくなります
15分ほどコーヒーを楽しんだ後、本題へ

①まずは2枚の生地を広げ連結。画像左下の1箇所だけペグダウン。
②ポールを立て、張り綱を張り、ペグダウン。右端もペグダウン。
③反対側にポールを立て、張り綱を張り、ペグダウン。
残りの箇所にペグを打ち・・・

完成!!
本来は二人で設営するものなのですが、一人でも何とかなります。
所要時間は忘れましたが、大して掛から無かったような気が・・・
しかし本番は暗闇で設営するので、色々と手間取るでしょう

一応サイズを測ってみました。
コレを元にグランドシートなどをチョイスしようと思うのですが、正確に測れているのかが疑問
横幅190cmもあったかな~?
たぶん今年最後の更新でしょうね。
年越し露営のレポートは、(当然ですが)来年お送り致します
それでは皆さん、良いお年を

年越し露営に向け、シェルターハーフテントを試し張りに行ってきました

場所は本番と同じ直方オートキャンプ場、当然のことながら貸切状態

まずはアルコールバーナーでお湯を沸かしコーヒーを淹れます

※時間が無いのでコーヒーは手抜き
コーヒーのお供はアルフォート。
映画『刑務所の中』を観て以来、無性にアルフォートが食べたくなります

15分ほどコーヒーを楽しんだ後、本題へ

①まずは2枚の生地を広げ連結。画像左下の1箇所だけペグダウン。
②ポールを立て、張り綱を張り、ペグダウン。右端もペグダウン。
③反対側にポールを立て、張り綱を張り、ペグダウン。
残りの箇所にペグを打ち・・・
完成!!
本来は二人で設営するものなのですが、一人でも何とかなります。
所要時間は忘れましたが、大して掛から無かったような気が・・・
しかし本番は暗闇で設営するので、色々と手間取るでしょう

一応サイズを測ってみました。
コレを元にグランドシートなどをチョイスしようと思うのですが、正確に測れているのかが疑問

横幅190cmもあったかな~?
たぶん今年最後の更新でしょうね。
年越し露営のレポートは、(当然ですが)来年お送り致します



2011年12月27日
年越し露営の準備
こんにちは、パイル二等兵です
今年も残りわずかだと言うのに・・・結局「露営」を一度もしていない
これじゃあブログタイトルに偽りアリじゃないか!!
※私の「露営」の定義はシェルターハーフテントもしくはポンチョテントでのキャンプです
今更嘘つきにはなりたくないので、急遽年越しに露営を決行致します
(自発的に思い立ったのではなく、combatfoxさんに誘われただけなんですけどね
)
と言うわけで今回は露営に必要な道具達(軍用品のみ)をご紹介致します
シェルターハーフテント

コレが無くては露営は始まりません。
以前紹介した1967年製のシェルターハーフテントは箱入りデッドの保管用なので、
慌しくネットを巡って何とか実用レベルの安物を入手!! が、届いて驚愕!!
箱入りではないものの恐らくデッド品・・・し、しかも1962年製!?
保管用より5年も古い品じゃないですか~
コレも保管庫行きか・・・いやいや、使います!! 一生使います!!
私の露営人生はこのシェルターハーフと共に歩みます!!
決して浮気は致しません!!
ただポールとペグは、ポンチョテント用に入手していた中古品を使いますけどね
----------------------------------------
寝袋類

続きましては寝袋類です。
流石に寝袋がないと死ぬな・・・と思い、慌しくネットを巡って何とか実用レベルの安物を入手!!
「Intermediate Cold (中間寒冷地用)」なので、対応温度は-2℃まで。
この手の寝袋はベトナム戦争中に死体袋の代用として使われていたらしいですが、
私が入手したものは1983年製なので、その危険性は無いでしょう
かなり大きいので、身長180cmの私でもゆったり使えます
(190cmが限度かな?)
当日は中に薄手の毛布と、足元に湯たんぽを入れようと思っています。
スリーピングマットは少々硬いので、市販の銀マットを重ねて使用する予定。
ポンチョライナーは枕ですね。
----------------------------------------
防寒着

当日の天気予報を見ると、最低気温は5℃。
クリスマス寒波からすると、なんだか暖かい気がする・・・が、防寒対策は怠りません!!
まずは朝鮮戦争を戦い抜いたM1951フィールドジャケット&トラウザース
※パッチ類は後付けです
これらは基本的に戦闘服の上から重ね着する防寒着ですので、
私も当日は民間衣料(ジーンズやパーカー等)を着込んだ上から重ね着する予定です。
M1951を着て極寒の中、シェルターハーフテントに泊まる・・・ま、まさに朝鮮戦争!!
気分は仁川(インチョン)郊外でパトロールの任に付く米兵です
それでも寒い場合はフライトジャケットN-3Bを羽織ります。
(黒をチョイスしているあたりが、購入時の無知っぷりを表してますね
)
それでは今回はこのへんで

今年も残りわずかだと言うのに・・・結局「露営」を一度もしていない

これじゃあブログタイトルに偽りアリじゃないか!!
※私の「露営」の定義はシェルターハーフテントもしくはポンチョテントでのキャンプです
今更嘘つきにはなりたくないので、急遽年越しに露営を決行致します

(自発的に思い立ったのではなく、combatfoxさんに誘われただけなんですけどね

と言うわけで今回は露営に必要な道具達(軍用品のみ)をご紹介致します

シェルターハーフテント
コレが無くては露営は始まりません。
以前紹介した1967年製のシェルターハーフテントは箱入りデッドの保管用なので、
慌しくネットを巡って何とか実用レベルの安物を入手!! が、届いて驚愕!!
箱入りではないものの恐らくデッド品・・・し、しかも1962年製!?
保管用より5年も古い品じゃないですか~

コレも保管庫行きか・・・いやいや、使います!! 一生使います!!
私の露営人生はこのシェルターハーフと共に歩みます!!
決して浮気は致しません!!
ただポールとペグは、ポンチョテント用に入手していた中古品を使いますけどね

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寝袋類
続きましては寝袋類です。
流石に寝袋がないと死ぬな・・・と思い、慌しくネットを巡って何とか実用レベルの安物を入手!!
「Intermediate Cold (中間寒冷地用)」なので、対応温度は-2℃まで。
この手の寝袋はベトナム戦争中に死体袋の代用として使われていたらしいですが、
私が入手したものは1983年製なので、その危険性は無いでしょう

かなり大きいので、身長180cmの私でもゆったり使えます

当日は中に薄手の毛布と、足元に湯たんぽを入れようと思っています。
スリーピングマットは少々硬いので、市販の銀マットを重ねて使用する予定。
ポンチョライナーは枕ですね。
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防寒着
当日の天気予報を見ると、最低気温は5℃。
クリスマス寒波からすると、なんだか暖かい気がする・・・が、防寒対策は怠りません!!
まずは朝鮮戦争を戦い抜いたM1951フィールドジャケット&トラウザース

※パッチ類は後付けです
これらは基本的に戦闘服の上から重ね着する防寒着ですので、
私も当日は民間衣料(ジーンズやパーカー等)を着込んだ上から重ね着する予定です。
M1951を着て極寒の中、シェルターハーフテントに泊まる・・・ま、まさに朝鮮戦争!!
気分は仁川(インチョン)郊外でパトロールの任に付く米兵です

それでも寒い場合はフライトジャケットN-3Bを羽織ります。
(黒をチョイスしているあたりが、購入時の無知っぷりを表してますね

それでは今回はこのへんで

2011年12月15日
日本国民毒瓦斯対策
おはようございます、パイル二等兵です
前回に引き続き、今回は我が日本の非戦闘員用ガスマスクをご紹介致します
市民防毒面

制式名:一七年式防空防毒面
製造国:大日本帝国(日本化工 製)
製造年:昭和18年(1943年)
サイズ:(甲)2号
カラー:緑
材質:ゴム
WWⅡ時の市民用防毒面(ガスマスク)の最終形にして、
最も一般家庭に普及した「一七年式防空防毒面」です。
筒型の紙箱に入ったデッドストックで、
防毒面本体と説明書と吸気缶(フィルター)用の蓋が入っています。
米国と違い、空襲の被害にあった日本では、防毒面の必要性が重視されていたと思われます。
実際に日本の市民用防毒面の種類と改良回数は米国のそれをはるかにしのぎます。
製造は日本化工ですが、配給斡旋は大日本防空協会が行ったようです。
大日本防空協会は恐らく内務省所管の財団法人・・・
推測するに、多くの内務省キャリアが天下りしたんでしょうね
ちなみに軍用の防毒面は希少品なので手が出ません
恐らくこの先も手を出さないでしょう・・・
この市民用防毒面も1000円だったので思わず買っちゃいましたが、本来は収集対象外
日本軍モノで収集対象なのは医療品(薬品)のみです

ん~、いくら大量に出回っている品とは言え、申し分ない状態
ゴムは最近作られたモノのように柔らかいですし、
吸気缶のラベルもほぼ100%残ってます。 ん~完璧ではないでしょうか!?
・・・まさかレプリカじゃないですよね? 需要ないですもんね
米国の非戦闘員用ガスマスクに比べ、吸気缶が小さくて頼りないです
それにしても「2号」サイズとは、現在のどのサイズにあたるのでしょうか?
「1号」⇒「2号」⇒「3号」の順に大きくなるのでしょうか? それとも逆?
ちなみに「2号」は小さめです。

吸気缶の蓋はヒモが切れていることが多いようですが、これはちゃんと残ってます
説明書は1枚のみで、両面に使い方などが印刷されています。
前回の米国モノに比べると説明不足は否めません・・・お国柄の違いでしょうか?
----------------------------------------
続きまして、
『私の物ではないが、勝手に紹介する』のコーナーです
水虫液 (画像提供:Iさん)

陸上自衛隊・衛生補給処の水虫液・・・つまり水虫の薬です
自衛隊の薬品とは、かなり貴重な品なのでは!? 当然初めて見ました
簡素なラベルが、いかにも官給品と言った感じで好感が持てます
ただボトルを緑に塗装していない所が、平和な自衛隊を表しているような気が
米軍だと、市販品をそのまま採用しているものでない限り、
官給品は全て迷彩効果を高める為にオリーブ色に塗装されていますし・・・
陸上自衛隊の武器類に付いている「桜にW」が自衛隊武器マークと呼ばれていることから、
「桜にM」は自衛隊医療マークとでも呼ばれているのでしょうか?
ちなみに「W」はWeapon(武器)、「M」はMedical(医療)のことですよね?
この水虫液を患部に塗ると激痛が走るらしいですが、それを我慢し2~3日塗布、
すると塗布した所の皮膚がボロボロとめくれるように剥がれ、あとは綺麗になる
・・・とのことです。
現在は「ラシミール」と言う激痛の走らない薬になっているもよう。
そう言えば、米軍にも水虫の薬ってあるのでしょうか?
予防の為のフットパウダーは有名ですが、治療する薬は見たこと無いなァ・・・
あるのなら入手したいなァ・・・
どうでもいいですが、私は水虫ではありません
それでは今回はこのへんで

前回に引き続き、今回は我が日本の非戦闘員用ガスマスクをご紹介致します

市民防毒面
制式名:一七年式防空防毒面
製造国:大日本帝国(日本化工 製)
製造年:昭和18年(1943年)
サイズ:(甲)2号
カラー:緑
材質:ゴム
WWⅡ時の市民用防毒面(ガスマスク)の最終形にして、
最も一般家庭に普及した「一七年式防空防毒面」です。
筒型の紙箱に入ったデッドストックで、
防毒面本体と説明書と吸気缶(フィルター)用の蓋が入っています。
米国と違い、空襲の被害にあった日本では、防毒面の必要性が重視されていたと思われます。
実際に日本の市民用防毒面の種類と改良回数は米国のそれをはるかにしのぎます。
製造は日本化工ですが、配給斡旋は大日本防空協会が行ったようです。
大日本防空協会は恐らく内務省所管の財団法人・・・
推測するに、多くの内務省キャリアが天下りしたんでしょうね

ちなみに軍用の防毒面は希少品なので手が出ません

恐らくこの先も手を出さないでしょう・・・
この市民用防毒面も1000円だったので思わず買っちゃいましたが、本来は収集対象外

日本軍モノで収集対象なのは医療品(薬品)のみです

ん~、いくら大量に出回っている品とは言え、申し分ない状態

ゴムは最近作られたモノのように柔らかいですし、
吸気缶のラベルもほぼ100%残ってます。 ん~完璧ではないでしょうか!?
・・・まさかレプリカじゃないですよね? 需要ないですもんね

米国の非戦闘員用ガスマスクに比べ、吸気缶が小さくて頼りないです

それにしても「2号」サイズとは、現在のどのサイズにあたるのでしょうか?
「1号」⇒「2号」⇒「3号」の順に大きくなるのでしょうか? それとも逆?
ちなみに「2号」は小さめです。
吸気缶の蓋はヒモが切れていることが多いようですが、これはちゃんと残ってます

説明書は1枚のみで、両面に使い方などが印刷されています。
前回の米国モノに比べると説明不足は否めません・・・お国柄の違いでしょうか?
----------------------------------------
続きまして、
『私の物ではないが、勝手に紹介する』のコーナーです

水虫液 (画像提供:Iさん)
陸上自衛隊・衛生補給処の水虫液・・・つまり水虫の薬です

自衛隊の薬品とは、かなり貴重な品なのでは!? 当然初めて見ました

簡素なラベルが、いかにも官給品と言った感じで好感が持てます

ただボトルを緑に塗装していない所が、平和な自衛隊を表しているような気が

米軍だと、市販品をそのまま採用しているものでない限り、
官給品は全て迷彩効果を高める為にオリーブ色に塗装されていますし・・・
陸上自衛隊の武器類に付いている「桜にW」が自衛隊武器マークと呼ばれていることから、
「桜にM」は自衛隊医療マークとでも呼ばれているのでしょうか?
ちなみに「W」はWeapon(武器)、「M」はMedical(医療)のことですよね?
この水虫液を患部に塗ると激痛が走るらしいですが、それを我慢し2~3日塗布、
すると塗布した所の皮膚がボロボロとめくれるように剥がれ、あとは綺麗になる

・・・とのことです。
現在は「ラシミール」と言う激痛の走らない薬になっているもよう。
そう言えば、米軍にも水虫の薬ってあるのでしょうか?
予防の為のフットパウダーは有名ですが、治療する薬は見たこと無いなァ・・・
あるのなら入手したいなァ・・・
どうでもいいですが、私は水虫ではありません

それでは今回はこのへんで

2011年12月11日
アメリカ市民毒ガス対策
こんばんは、パイル二等兵です
今回ご紹介するミリタリーグッズはアウトドアでは使用出来ませんが、
お暇でしたら覗いてやって下さい
非戦闘員用ガスマスク

制式名:NONCOMBATANT GAS MASK M1A2-1-1
製造国:アメリカ合衆国(SIMMONS COMPANY 製)
製造年:1943年4月
サイズ:MEDIUM ADULT
カラー:グレー
材質:ゴム(本体)、コットン(収納バッグ)
WWⅡ時に米国本土への毒ガス攻撃から身を守る為、一般市民に配布されたガスマスクです。
記録によると800万個以上が製造されたようで、そんなにレアな品ではないと思います。
(市民用のガスマスクと言えばイスラエルが有名ですね)
米国本土への攻撃は風船爆弾による山火事くらいで、基本的には皆無と言ってもいいほど・・・
なのでこのガスマスクが実用されることは無く、
大多数が未使用品として戦後を迎えたと推測できます。
私が所有している物も箱入りの未使用品。
純粋な軍モノではないので不人気なのか、非常に安値で入手できたと記憶しています。
制式名「M1A2-1-1」の由来は、M1A2ガスマスクにM1キャニスター(フィルター)を付け、
M1キャリアー(バッグ)に収納したガスマスクセットだからのようです。

グレーのゴム製面体にキャニスターが直付けされています。
軍用ガスマスクはキャニスターの交換が簡単に出来ますが、
この非戦闘員用ガスマスクはキャニスターの交換が簡単に出来ないようになっています。
・・・と言うより、むしろ交換しないことを前提にしているんでしょうね
キャニスターの使用時間は4時間、対応ガスは以下の4タイプ
●TEAR GAS(催涙ガス)
●LUNG GASES(窒息ガス)
●TOXIC SMOKES(有毒な煙)
●BLISTER GASES(糜爛性ガス) ※英訳は間違えてるかも・・・
全体的に作りは簡素で安っぽいです。 恐らく使い捨てなのでしょう。
サイズは「MEDIUM ADULT」、つまり「大人用・Mサイズ」ですね。
その他に大人用のSサイズとLサイズ、そして子供用の全4サイズを確認済み。
しかし記録によると、全5サイズとなってました・・・残る一つは何なのでしょう?

ガスマスクセットが入っていた元箱のサイズは、29×13×10cm。
収納袋(いわゆるガスマスクバッグ)はちょっとした雑嚢として使いやすそうです
同じ形のトレーニングガスマスク用バッグよりも一回り小さいようです。
説明書は全16ページ。
ガスマスクの構造、各部の名称、装着方法などが図入りで書かれています。
----------------------------------------
ミッキーマウスガスマスク

コチラは参考資料のM1A2-1-1ガスマスク・ミッキーマウスバージョンです
1942年、ガスマスクを被る恐怖心を子供達に感じさせないよう、
ディズニーの許可を得て開発されました子供用ガスマスク。
「The Sun Rubber Company」が1000個製造しましたが、使用されること無く、
政府高官などに記念品として配られたようです。
コチラは世界的な超貴重品で、アメリカ本土でも殆ど目に掛かれる機会が無いほど・・・
当然私も所有してませんし、そもそも日本に無いでしょう
一般に見ることが出来るのは以下の3つ
●アラバマ州フォートマクラレンのアメリカ陸軍化学博物館にハンドメイドの試作品
●オクラホマ州オクラホマシティの第45歩兵師団博物館に量産型
●カリフォルニア州バーバンクのウォルト・ディズニー・アーカイブスに
耳とレンズとキャニスターの無い不完全品
また、製造会社「The Sun Rubber Company」の創設者が一つ所有しており、
1982年にオハイオ州サミット郡で開かれたオモチャ博で公開されたそうです。
米国のガスマスク専門コレクターですら持っていないのですから、
日本人の私が一生探しても見つからないでしょうね
それでは今回はこのへんで

今回ご紹介するミリタリーグッズはアウトドアでは使用出来ませんが、
お暇でしたら覗いてやって下さい

非戦闘員用ガスマスク

制式名:NONCOMBATANT GAS MASK M1A2-1-1
製造国:アメリカ合衆国(SIMMONS COMPANY 製)
製造年:1943年4月
サイズ:MEDIUM ADULT
カラー:グレー
材質:ゴム(本体)、コットン(収納バッグ)
WWⅡ時に米国本土への毒ガス攻撃から身を守る為、一般市民に配布されたガスマスクです。
記録によると800万個以上が製造されたようで、そんなにレアな品ではないと思います。
(市民用のガスマスクと言えばイスラエルが有名ですね)
米国本土への攻撃は風船爆弾による山火事くらいで、基本的には皆無と言ってもいいほど・・・
なのでこのガスマスクが実用されることは無く、
大多数が未使用品として戦後を迎えたと推測できます。
私が所有している物も箱入りの未使用品。
純粋な軍モノではないので不人気なのか、非常に安値で入手できたと記憶しています。
制式名「M1A2-1-1」の由来は、M1A2ガスマスクにM1キャニスター(フィルター)を付け、
M1キャリアー(バッグ)に収納したガスマスクセットだからのようです。

グレーのゴム製面体にキャニスターが直付けされています。
軍用ガスマスクはキャニスターの交換が簡単に出来ますが、
この非戦闘員用ガスマスクはキャニスターの交換が簡単に出来ないようになっています。
・・・と言うより、むしろ交換しないことを前提にしているんでしょうね

キャニスターの使用時間は4時間、対応ガスは以下の4タイプ
●TEAR GAS(催涙ガス)
●LUNG GASES(窒息ガス)
●TOXIC SMOKES(有毒な煙)
●BLISTER GASES(糜爛性ガス) ※英訳は間違えてるかも・・・
全体的に作りは簡素で安っぽいです。 恐らく使い捨てなのでしょう。
サイズは「MEDIUM ADULT」、つまり「大人用・Mサイズ」ですね。
その他に大人用のSサイズとLサイズ、そして子供用の全4サイズを確認済み。
しかし記録によると、全5サイズとなってました・・・残る一つは何なのでしょう?

ガスマスクセットが入っていた元箱のサイズは、29×13×10cm。
収納袋(いわゆるガスマスクバッグ)はちょっとした雑嚢として使いやすそうです

同じ形のトレーニングガスマスク用バッグよりも一回り小さいようです。
説明書は全16ページ。
ガスマスクの構造、各部の名称、装着方法などが図入りで書かれています。
----------------------------------------
ミッキーマウスガスマスク

コチラは参考資料のM1A2-1-1ガスマスク・ミッキーマウスバージョンです

1942年、ガスマスクを被る恐怖心を子供達に感じさせないよう、
ディズニーの許可を得て開発されました子供用ガスマスク。
「The Sun Rubber Company」が1000個製造しましたが、使用されること無く、
政府高官などに記念品として配られたようです。
コチラは世界的な超貴重品で、アメリカ本土でも殆ど目に掛かれる機会が無いほど・・・
当然私も所有してませんし、そもそも日本に無いでしょう

一般に見ることが出来るのは以下の3つ
●アラバマ州フォートマクラレンのアメリカ陸軍化学博物館にハンドメイドの試作品
●オクラホマ州オクラホマシティの第45歩兵師団博物館に量産型
●カリフォルニア州バーバンクのウォルト・ディズニー・アーカイブスに
耳とレンズとキャニスターの無い不完全品
また、製造会社「The Sun Rubber Company」の創設者が一つ所有しており、
1982年にオハイオ州サミット郡で開かれたオモチャ博で公開されたそうです。
米国のガスマスク専門コレクターですら持っていないのですから、
日本人の私が一生探しても見つからないでしょうね

それでは今回はこのへんで
