2011年10月20日
キルゴア中佐のヘルメット(前編)
こんにちは、パイル二等兵です
え~本題に入る前に、少し映画の登場人物についてお話を・・・
ベトナム戦争映画で強烈な印象と名言(と言うより迷言?)を残したキャラと言えば、
まずは『フルメタルジャケット』のハートマン軍曹でしょう
海兵隊の教官である軍曹は、
新兵達をシゴキと体罰で一人前の海兵隊員に育て上げようとする、まさに鬼軍曹!!
卑猥な罵詈雑言は全てが名言!!
最初の登場シーンのみでもココに列挙できないほど名言出まくり!!
演じるR・リー・アーメイは元海兵隊員で、教官をしていた時期もあるお方。
元々アドバイザーとして参加していたのですが、
新兵を怒鳴る演技指導があまりにも凄かったので、急きょ出演することに。
どんな役者も本物の迫力には負けてしまうんですね
ちなみにハートマン役を降ろされた役者は、中盤でヘリの機銃手として登場。
「Get Some ! Get Some !」 と終始叫んでいるので、
役名の無い彼を「ゲッサム」と私は勝手に呼んでます。
わずか数分の出演ですが、メインキャスト並みの印象を植え付けられる強烈キャラです。
続いて、ハートマン軍曹に勝るとも劣らないキャラ・・・
それは『地獄の黙示録』のキルゴア中佐
第1騎兵師団に所属する大隊の隊長で、ヘリでの奇襲を得意とする名指揮官です
今までカスリ傷一つ負わず、砲弾飛び交う戦場でも平然としています
威厳はあるが威張り散らさず、部下からの信頼も非常に厚い
敵・味方にかかわらず、慈悲深い
上司として、男として、人として立派な人物です
ただ一つ欠点が・・・・・・それはサーフィン!!
キルゴア中佐は大のサーフィン好き。サーフィンが絡むと人格が変わります
【サーフィン狂①】
瀕死のベトコン(米軍の敵)に、
部下の制止を振り切って水を与えようとする慈悲深いキルゴア中佐。
しかし米兵の中に有名サーファーがいると聞くやいなや、
頭の中はサーフィンモード!!
ベトコンへの慈悲など0.1秒で忘れ、
結局水をやらずに有名サーファーの元へいそいそと向かいます
【サーフィン狂②】
とある場所への出撃を要請されるも、
そこが重武装されたベトコンの拠点と言うことで、出撃を渋る慎重派なキルゴア中佐。
しかしサーフィンに絶好な高波の立つ場所だと聞くやいなや、
頭の中はサーフィンモード!!
即刻出撃しようとする中佐に部下が制止の一言「あそこはベトコンの拠点ですよ!!」
それに対し中佐が言い放つ・・・
「ベトコンはサーフィンをやらん!!」(意味不明)
サーフィンモードのキルゴア中佐に、まともな会話は出来ません
【サーフィン狂③】
いつもは部下思いのキルゴア中佐。
しかし高波を見るやいなや、頭の中はサーフィンモード!!
迫撃砲の弾が炸裂する海で、ビビる部下に無理矢理サーフィンをさせます
しかし流石に迫撃砲が邪魔だと感じたのか、敵の潜む森へナパーム弾を要請。
そして森を焼き尽くす炎を見てあの名言を口にします・・・
「朝のナパームの匂いは格別だ!」
『映画名言TOP100』の12位にランクインしている世界的に有名な台詞。
サーフィンをやる為にナパーム弾をも投下させるキルゴア中佐・・・あんた漢だ!!
しかしこのナパーム弾の爆風で高波が消滅
何事にも動じないキルゴア中佐ですが、この時ばかりはイライラモードです
・・・でココからが本題なのですが、
やたらと文章が長くなってしまいましたので次回に

え~本題に入る前に、少し映画の登場人物についてお話を・・・
ベトナム戦争映画で強烈な印象と名言(と言うより迷言?)を残したキャラと言えば、
まずは『フルメタルジャケット』のハートマン軍曹でしょう

海兵隊の教官である軍曹は、
新兵達をシゴキと体罰で一人前の海兵隊員に育て上げようとする、まさに鬼軍曹!!
卑猥な罵詈雑言は全てが名言!!
最初の登場シーンのみでもココに列挙できないほど名言出まくり!!
演じるR・リー・アーメイは元海兵隊員で、教官をしていた時期もあるお方。
元々アドバイザーとして参加していたのですが、
新兵を怒鳴る演技指導があまりにも凄かったので、急きょ出演することに。
どんな役者も本物の迫力には負けてしまうんですね

ちなみにハートマン役を降ろされた役者は、中盤でヘリの機銃手として登場。
「Get Some ! Get Some !」 と終始叫んでいるので、
役名の無い彼を「ゲッサム」と私は勝手に呼んでます。
わずか数分の出演ですが、メインキャスト並みの印象を植え付けられる強烈キャラです。
続いて、ハートマン軍曹に勝るとも劣らないキャラ・・・
それは『地獄の黙示録』のキルゴア中佐

第1騎兵師団に所属する大隊の隊長で、ヘリでの奇襲を得意とする名指揮官です

今までカスリ傷一つ負わず、砲弾飛び交う戦場でも平然としています

威厳はあるが威張り散らさず、部下からの信頼も非常に厚い

敵・味方にかかわらず、慈悲深い

上司として、男として、人として立派な人物です

ただ一つ欠点が・・・・・・それはサーフィン!!
キルゴア中佐は大のサーフィン好き。サーフィンが絡むと人格が変わります

【サーフィン狂①】
瀕死のベトコン(米軍の敵)に、
部下の制止を振り切って水を与えようとする慈悲深いキルゴア中佐。
しかし米兵の中に有名サーファーがいると聞くやいなや、
頭の中はサーフィンモード!!
ベトコンへの慈悲など0.1秒で忘れ、
結局水をやらずに有名サーファーの元へいそいそと向かいます

【サーフィン狂②】
とある場所への出撃を要請されるも、
そこが重武装されたベトコンの拠点と言うことで、出撃を渋る慎重派なキルゴア中佐。
しかしサーフィンに絶好な高波の立つ場所だと聞くやいなや、
頭の中はサーフィンモード!!
即刻出撃しようとする中佐に部下が制止の一言「あそこはベトコンの拠点ですよ!!」
それに対し中佐が言い放つ・・・
「ベトコンはサーフィンをやらん!!」(意味不明)
サーフィンモードのキルゴア中佐に、まともな会話は出来ません

【サーフィン狂③】
いつもは部下思いのキルゴア中佐。
しかし高波を見るやいなや、頭の中はサーフィンモード!!
迫撃砲の弾が炸裂する海で、ビビる部下に無理矢理サーフィンをさせます

しかし流石に迫撃砲が邪魔だと感じたのか、敵の潜む森へナパーム弾を要請。
そして森を焼き尽くす炎を見てあの名言を口にします・・・
「朝のナパームの匂いは格別だ!」
『映画名言TOP100』の12位にランクインしている世界的に有名な台詞。
サーフィンをやる為にナパーム弾をも投下させるキルゴア中佐・・・あんた漢だ!!
しかしこのナパーム弾の爆風で高波が消滅

何事にも動じないキルゴア中佐ですが、この時ばかりはイライラモードです

・・・でココからが本題なのですが、
やたらと文章が長くなってしまいましたので次回に

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Posted by パイル二等兵 at 16:55│Comments(6)
│映画・テレビ
この記事へのコメント
いや~映画名言を書かれているのを見て、思いついたのですが、今度戦争映画名言について意見交換(無駄話)をブログを通じて行いたいですねwちなみにふと頭にう浮かんだ名言が「ブラックホークダウン」でベースで焼肉をしているときデルタ隊員が銃のセフティーについてレンジャー上官?に注意されていった言葉w指をチョイチョイしながら、これがセフティーです。アレを見てかっこいい~~って思ってしまいましたw実際に、米軍の基地規則や武器取り扱いマニュアルでは基地内や戦闘状態以外ではセフティーをかけるようになっております。プレデター?だったかポイントへ向かうヘリの中でポイントが近づいた際にチームリーダーが部下へシグナルで指示しながら(ロックンロール)と指示を出します。ロックンロール(軍隊用語で戦闘準備の意らしいです)しかしベテラン兵士などは何時如何なるときでも即座に応戦できるよう安全装置はかけない方が多いようです。たとえ安全とされる基地内であっても、スパイや最近流行の上官逆恨みの銃乱射などどんな事が起こるかわからないのが戦場ですから、わが身は自身で守る精神からきていることでしょうw映画名言ネタと軍隊用語ネタで遊びたいですが、かなり盛り上がりそうだし(マニアックになりそう)機会を見て行いましょうw
Posted by combatfox at 2011年10月21日 12:52
◎combatfoxさん こんばんは!
『ブラックホークダウン』のあのシーンはカッコいいですよね!
デルタの隊員がするから良いのであって、一般兵がすると
「何調子乗ってんだ?」ってなっちゃいます(笑)
規律重視の将校と、柔軟な思考の特殊部隊員のイザコザは
いつの時代も絶えませんね・・・
私は戦争映画からミリタリーの世界に入ったので、
やたらと気に入った台詞を使いたくなっちゃうんですよ~(笑)
ベトナム戦争系でよく出てくる「シンロイ(すまない)」や「ブークー(沢山)」などは、
一時期無駄に使ってました(笑) 誰も理解していませんでしたが(汗)
是非とも軍事用語ネタで盛り上がりたいですね!!
あ、一つ質問が・・・
「ロックンロール」を英語字幕で見ると「Rock and Rord」となっているものが
あるんですよね。
「Rock'n Roll」、「Rock and Rord」、どちらが正しいのでしょうか?
確か『プラトーン』でバーンズが「Rock and Rord」と言っていたような・・・
もしかしたら別の意味で使ってたのかも?
『ブラックホークダウン』のあのシーンはカッコいいですよね!
デルタの隊員がするから良いのであって、一般兵がすると
「何調子乗ってんだ?」ってなっちゃいます(笑)
規律重視の将校と、柔軟な思考の特殊部隊員のイザコザは
いつの時代も絶えませんね・・・
私は戦争映画からミリタリーの世界に入ったので、
やたらと気に入った台詞を使いたくなっちゃうんですよ~(笑)
ベトナム戦争系でよく出てくる「シンロイ(すまない)」や「ブークー(沢山)」などは、
一時期無駄に使ってました(笑) 誰も理解していませんでしたが(汗)
是非とも軍事用語ネタで盛り上がりたいですね!!
あ、一つ質問が・・・
「ロックンロール」を英語字幕で見ると「Rock and Rord」となっているものが
あるんですよね。
「Rock'n Roll」、「Rock and Rord」、どちらが正しいのでしょうか?
確か『プラトーン』でバーンズが「Rock and Rord」と言っていたような・・・
もしかしたら別の意味で使ってたのかも?
Posted by パイル二等兵 at 2011年10月21日 17:41
こんばんは、ハイエナです。
ハートマン軍曹やキルゴア中佐のインパクトは強烈ですよね。
特に「フルメタルジャケット」で新兵がランニングする時に
軍曹が歌っていた歌の破壊力は凄まじかったです。
「ロックンロール」は正しくは「Rock and Roll」ですが、
途中の「and」を「n」の部分しか発音しないため
省略したのが「Rock'n Roll」みたいです。
どちらも間違えではないので、意味は通じると思います。
ハートマン軍曹やキルゴア中佐のインパクトは強烈ですよね。
特に「フルメタルジャケット」で新兵がランニングする時に
軍曹が歌っていた歌の破壊力は凄まじかったです。
「ロックンロール」は正しくは「Rock and Roll」ですが、
途中の「and」を「n」の部分しか発音しないため
省略したのが「Rock'n Roll」みたいです。
どちらも間違えではないので、意味は通じると思います。
Posted by ハイエナ at 2011年10月21日 23:03
命令をしているので、
ロック(安全装置解除)アンド
ロード(弾薬装填)になるのですが
ベトナム戦争中に、それではあまりにも形式張って、士気が高まらないので、ナイトクラブ等で「次の曲はロックンロール!」と盛り上げるMCのように、前線指揮官が若く未熟な隊員を鼓舞するのが由来です。
いわゆるスラングという奴でしょうか?
上記はワェブで見つけた物の転記です。軍隊用語には上記のように正式な言葉(略語)をサャレでもじった言葉も多いです。
ロック(安全装置解除)アンド
ロード(弾薬装填)になるのですが
ベトナム戦争中に、それではあまりにも形式張って、士気が高まらないので、ナイトクラブ等で「次の曲はロックンロール!」と盛り上げるMCのように、前線指揮官が若く未熟な隊員を鼓舞するのが由来です。
いわゆるスラングという奴でしょうか?
上記はワェブで見つけた物の転記です。軍隊用語には上記のように正式な言葉(略語)をサャレでもじった言葉も多いです。
Posted by combatfox at 2011年10月22日 01:16
◎ハイエナさん こんにちは!
『フルメタルジャケット』のランニング時の歌は最高です♪
いわゆる「Running Cadence」と言うものですが、
色々と調べまくって、色々聞きまくってました(笑)
私は海兵隊好きですが、
Cadenceに限って言うとレンジャーのモノが好みですね!
コレを聞きながらジョギングすると、かなりやる気が出ます(笑)
CadenceのCD集みたいのが国内でも買えたらいいんですけどね~
海兵隊のHIPHOPバージョンはあったような気が・・・
『フルメタルジャケット』のランニング時の歌は最高です♪
いわゆる「Running Cadence」と言うものですが、
色々と調べまくって、色々聞きまくってました(笑)
私は海兵隊好きですが、
Cadenceに限って言うとレンジャーのモノが好みですね!
コレを聞きながらジョギングすると、かなりやる気が出ます(笑)
CadenceのCD集みたいのが国内でも買えたらいいんですけどね~
海兵隊のHIPHOPバージョンはあったような気が・・・
Posted by パイル二等兵 at 2011年10月22日 12:29
◎combatfoxさん こんにちは!
なるほど! スラング的な言い換えだったんですね!
ずっと気になっていた事が解決し、スッキリしました♪
なるほど! スラング的な言い換えだったんですね!
ずっと気になっていた事が解決し、スッキリしました♪
Posted by パイル二等兵 at 2011年10月22日 12:32