キルゴア中佐のヘルメット(前編)

パイル二等兵

2011年10月20日 16:55

こんにちは、パイル二等兵です


え~本題に入る前に、少し映画の登場人物についてお話を・・・

ベトナム戦争映画で強烈な印象と名言(と言うより迷言?)を残したキャラと言えば、
まずは『フルメタルジャケット』のハートマン軍曹でしょう

海兵隊の教官である軍曹は、
新兵達をシゴキと体罰で一人前の海兵隊員に育て上げようとする、まさに鬼軍曹!!
卑猥な罵詈雑言は全てが名言!!
最初の登場シーンのみでもココに列挙できないほど名言出まくり!!

演じるR・リー・アーメイは元海兵隊員で、教官をしていた時期もあるお方。
元々アドバイザーとして参加していたのですが、
新兵を怒鳴る演技指導があまりにも凄かったので、急きょ出演することに。
どんな役者も本物の迫力には負けてしまうんですね

ちなみにハートマン役を降ろされた役者は、中盤でヘリの機銃手として登場。
「Get Some ! Get Some !」 と終始叫んでいるので、
役名の無い彼を「ゲッサム」と私は勝手に呼んでます。
わずか数分の出演ですが、メインキャスト並みの印象を植え付けられる強烈キャラです。


続いて、ハートマン軍曹に勝るとも劣らないキャラ・・・
それは『地獄の黙示録』のキルゴア中佐

第1騎兵師団に所属する大隊の隊長で、ヘリでの奇襲を得意とする名指揮官です
今までカスリ傷一つ負わず、砲弾飛び交う戦場でも平然としています
威厳はあるが威張り散らさず、部下からの信頼も非常に厚い
敵・味方にかかわらず、慈悲深い
上司として、男として、人として立派な人物です

ただ一つ欠点が・・・・・・それはサーフィン!!
キルゴア中佐は大のサーフィン好き。サーフィンが絡むと人格が変わります


【サーフィン狂①】
瀕死のベトコン(米軍の敵)に、
部下の制止を振り切って水を与えようとする慈悲深いキルゴア中佐。
しかし米兵の中に有名サーファーがいると聞くやいなや、
頭の中はサーフィンモード!!
ベトコンへの慈悲など0.1秒で忘れ、
結局水をやらずに有名サーファーの元へいそいそと向かいます

【サーフィン狂②】
とある場所への出撃を要請されるも、
そこが重武装されたベトコンの拠点と言うことで、出撃を渋る慎重派なキルゴア中佐。
しかしサーフィンに絶好な高波の立つ場所だと聞くやいなや、
頭の中はサーフィンモード!!
即刻出撃しようとする中佐に部下が制止の一言「あそこはベトコンの拠点ですよ!!」
それに対し中佐が言い放つ・・・
「ベトコンはサーフィンをやらん!!」(意味不明)
サーフィンモードのキルゴア中佐に、まともな会話は出来ません

【サーフィン狂③】
いつもは部下思いのキルゴア中佐。
しかし高波を見るやいなや、頭の中はサーフィンモード!!
迫撃砲の弾が炸裂する海で、ビビる部下に無理矢理サーフィンをさせます
しかし流石に迫撃砲が邪魔だと感じたのか、敵の潜む森へナパーム弾を要請。
そして森を焼き尽くす炎を見てあの名言を口にします・・・
「朝のナパームの匂いは格別だ!」
映画名言TOP100』の12位にランクインしている世界的に有名な台詞。
サーフィンをやる為にナパーム弾をも投下させるキルゴア中佐・・・あんた漢だ!!
しかしこのナパーム弾の爆風で高波が消滅
何事にも動じないキルゴア中佐ですが、この時ばかりはイライラモードです


・・・でココからが本題なのですが、
やたらと文章が長くなってしまいましたので次回に



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