夏には夏の戦闘服
こんにちは、
パイル二等兵です
夏ですね・・・やっぱり夏には
夏用の戦闘服ですよね
スペシャルウォーフェアシャツ
制式名:SHIRT, MAN'S, COTTON. OG. 107. SPECIAL. WARFARE
製造国:不明
製造年:1962年前後
サイズ:SMALL
カラー:オリーブドラブ(OG-107)
材質:コットンポプリン
ベトナム戦争初期に特殊部隊が着用したと言われる、
熱帯地域用の戦闘服です。
一般的な呼び方があまり定まっていませんが、
制式名から「
スペシャルウォーフェアシャツ」と言うのがベストでしょうか?
(日本語に訳すと「
特別戦時用シャツ」?)
試作段階では「
T61-3」や「
T62-4」と言う型番号が付いていたみたいですね。
ちなみにミリタリーショップの老舗・
中田商店では、
「
TYPE 1962 ジャングルファティーグジャケット」と言う名でレプリカが販売されてます。
同時期の戦闘服「
1stタイプ・ユーティリティシャツ」と見た目はほぼ同じですが、
相違点が3つあります。
その3つを解説する前に
大きな問題が!!
私は
1stタイプ・ユーティリティシャツを所有してないのです
なので両者を並べて比較することが出来ません
1stタイプ・ユーティリティシャツが気になる方は、お気に入り登録させて頂いている
『
米軍実物装備コレクション紹介byビッキー』『
D.M.Z.』『
赤城山』
に紹介記事が御座いますので参考にされて下さい
相違点
①生地
1stタイプ・ユーティリティシャツが
厚手のコットンサテン製なのに対し、
スペシャルウォーフェアシャツは
薄手のコットンポプリン製です。
熱帯(ベトナム)での使用を意識して、薄手の生地で製作されたと推測します。
②カフスボタン
1stタイプ・ユーティリティシャツには無い
カフスボタンが付いています。
熱帯での虫の侵入を防ぐ為に付けられたのでしょうか?
③ガスフラップ
1stタイプ・ユーティリティシャツには無い
ガスフラップが付いています。
「ガスフラップ」は本来毒ガスの進入を防ぐ為の物ですが、
ココでは虫の進入を防ぐ為に付けられたのだと推測します。
但し、
対ガス用インナーを取り付けるボタンが内側にあるタイプも存在するらしいので
完全なる防虫用だとは言い難いですね。
兵士にとっては単に邪魔なだけだったらしく、切り取られる事が多かったようです。
え~こんな小汚いシャツですが案外
レア物だったりします
しかしアメリカの本には取引価格
15~25ドルとの表記が!! (レプリカより安い・・・)
もしかしてアメリカ本国では簡単に入手出来るのでしょうか?
もしくはレアゆえに認知度が低く、需要が少ないのでしょうか?
いずれにせよ、
謎多き戦闘服であります。
それでは今回はこのへんで
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