懐かしきMA-1

パイル二等兵

2010年10月10日 16:36

初回投稿:2010年10月10日
更新日時:2013年8月31日
更新内容:所々微妙に編集



こんばんは、パイル二等兵です

20年ほど前でしょうか?
映画『トップガン』の影響で、猫も杓子も「MA-1」を着ていた時代がありました。
   ※「MA-1」とは、米軍航空機関係の兵士が着るフライトジャケットのこと
(あれ?そもそも『トップガン』に「MA-1」出てましたっけ? 「G-1」なら記憶にあるんですが・・・)

当然私も着てました・・・安物レプリカ、しかも!!
ご存知の方もいるとは思いますが、実物で黒いMA-1は存在しません
(あの頃の私は無知な若造だったなァ・・・)

最近は現場で働く方が着ているくらいで、ファッションとして着ている人は皆無ですね
しかし、流行はグルグルとサイクルするもの・・・
今のところ「MA-1」復活の兆しは見えませんが、
いずれ「MA-1」を知らない世代にブームが巻き起こる可能性もゼロではありません!!
(小栗旬やジャニーズ系の人が着て、人気出ないかな~)

と言うことで、今回は「MA-1」をご紹介いたします

※私はミリタリー衣料収集歴一年のド素人ですので、記述に間違いがあった場合は遠慮なくツッコんで下さい。


MA-1

     制式名:JACKET, FLYING, MANS, INTERMRDIATE, MA-1
     製造国:アメリカ合衆国(ALPHA 製)
     製造年:1963年(DSA-1-3607-64-C-23 December 1963)
     サイズ:LARGE
     カラー:セージグリーン
     材質:ナイロン、ウール、コットン

最も一般的なALPHA社製「MA-1」です。
今更MA-1を購入する気は無かったのですが、これはベトナムの臭いがプンプンしたので
思わず購入・・・勿論、安かったと言うのが最大の理由ですが

本物はズッシリと重厚な造りです。
学生時代の私が着ていた、スーパーの衣料コーナーに置いてある偽モノとはワケが違います

ところで「本物のMA-1は火を付けても燃えない」と言う話を当時聞きましたが、
MA-1って難燃素材で出来てましたっけ?
後継の「CWU-45/P」とゴッチャになってるような気が・・・




このジャケットに付いているパッチ(ワッペン)類です。
左上腕には「南ベトナム軍事援助司令部(MACV)」、右上腕には・・・・・・よく分かりません 
何処の部隊なのでしょうか? ご存知の方いませんか?

※左上腕は過去に実戦を経験したとき所属していた部隊のパッチを、
 右上腕は現在所属している部隊のパッチを付けるようです・・・たぶん


右胸には「U.S.ARMY章」と「マスターパイロット章」が、両肩には「中佐」の階級章が付いています。

マスターパイロット」とは、
2000時間以上の飛行実績と10年以上の軍籍にあるパイロットに与えられる最上級の称号みたいです
次いで「シニアパイロット」(1500時間以上の飛行実績)、「ベーシックパイロット」があります。

パッチ類から推測すると、このMA-1を着ていた方は

かつて「南ベトナム軍事援助司令部」に所属して実戦経験(ベトナム戦争)をし、
現在は「(部隊名不明)」に所属しているアメリカ陸軍中佐のマスターパイロット


となります。 ン~・・・なかなかの兵(つわもの)
ただしパッチ類が当時のオリジナルなのか、後付けなのかは分かりません




MA-1のタグは右ポケットの中にあります。
タグに「MIL-J-8279D」とありますので、いわゆる「Dタイプ」です。 (全7タイプ)
ちなみにポケットにフラップが付いているタイプはグランドクルー(地上要員)用です。
ちなみに次の「Eタイプ」からポケットにフラップが付きます。

裏地のオレンジは、皆さんご存知不時着時のレスキュー用ですね。


今時MA-1は古臭い気もしますが、寒くなったら着てみようかな?
・・・その前に一度ドライクリーニングに出さねば!! (前オーナーの体臭が残ってるので)


それでは今回はこのへんで


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