こんにちは、
パイル二等兵です
今回は
1911年から
1985年まで米軍の制式拳銃として君臨した
「
M1911A1」(通称「
コルトガバメント」)の
マガジン(弾倉)を収納する
マガジンポーチをご紹介致します
※厳密に言うと「M1911A1」は1926年からです
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M1912マガジンポーチ・初期型
鷹の紋章が描かれたボタン(
イーグルスナップボタン)が付いたマガジンポーチです。
ボタンに
縁が無く、フラップ中央に
一筋の縫い目があるのが特徴です。
このタイプが最初に採用されたのか定かではありませんが、
便宜上「
M1912マガジンポーチ・初期型」と呼ばせて頂きます。
日本国内で入手するのは、ほぼ無理でしょうね・・・
当然私も未入手なので、イラストでの再現です。
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M1912マガジンポーチ・中期型
上記と同じく
イーグルスナップボタンが付いたマガジンポーチです。
ボタンに
縁が有り、中央の
縫い目が排除されています。
このタイプが二番目に採用されたのか定かではありませんが、
便宜上「
M1912マガジンポーチ・中期型」と呼ばせて頂きます。
日本国内で入手するのは、かなり厳しいと思います・・・
当然私も未入手なので、イラストでの再現です。
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M1912マガジンポーチ・後期型
制式名:不明
製造国:アメリカ合衆国(RUSSELL 製)
製造年:1918年9月
サイズ:13.5×9.5cm
カラー:カーキ
材質:コットン
イーグルスナップボタンから
差し込み式ボタン(lift the dot)に変更。
第一次世界大戦(以下WWⅠ)時にこのタイプになったらしいです。
製造コスト削減の為にイーグルスナップを廃止したのでしょうか?
便宜上「
M1912マガジンポーチ・後期型」と呼ばせて頂きます。
(もしかしたら「M1917マガジンポーチ」と呼ぶのかも・・・)
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M1912マガジンポーチ・ブリティッシュメイド
形状は後期型と同じだが、フラップの裏に「
BRITISH MADE」のスタンプがある。
急ごしらえの英国製(ブリティッシュメイド)の為、作りと素材が荒い・・・イメージ
ブリティッシュメイドと言えば
ノルマンディー上陸作戦に備えて英国で作られた物なので、
1944年前後がほとんどだと思います。
なぜ後述の「M1918」や「M1923」のタイプでは無く、「M1912」タイプなのでしょうか?
いや、もしかしたら「M1918」や「M1923」のブリティッシュメイドもあるのかも・・・
ご存知の方、ご教授下さい
見た目はM1912・後期型と同じなので、イラストでの再現は無しです。
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M1912マガジンポーチ・州兵用
形状は初期型もしくは中期型で、ボタンが
州兵の紋章になっている。
・・・とは言え、
あるかどうかは分かりません
この時期(WWⅠ以前)の装備品に州兵ボタンのモノが存在するので、
もしかしたらM1911A1マガジンポーチにも存在するのかな~っと・・・
本当にあるとしたら、州ごとに違うボタンがあると言うことになりますね。
未入手どころか未確認の品なのでイラストでの再現も無しです。
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M1918マガジンポーチ(厚手生地)
制式名:不明
製造国:アメリカ合衆国(P.B. & CO. 製)
製造年:1918年11月
サイズ:14.5×10.5cm
カラー:カーキ
材質:コットン
フラップの形状が
丸く変更。変更理由は不明です。
WWⅠと言うよりは、第二次世界大戦(以下WWⅡ)のイメージが強いです・・・個人的に
マガジンを入れる部分の生地が
厚手のコットンで出来ています。
WWⅠ時に大量に製造されたのか、日本国内でも簡単に新品が入手出来ます。
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M1918マガジンポーチ(薄手生地)
上記のタイプと同じ形ですが、
マガジンを入れる部分の生地が
薄手のコットンで出来ています。
(ただ単に
フラップや背面と同じ生地で出来ているのかも)
実際に触り比べたわけではないので、本当に薄手かは不明・・・あくまでイメージです
巷に出回っているM1918マガジンポーチの中にこのタイプが含まれているかは不明。
感覚的には厚手ばかりで、薄手は見かけないような気がします・・・
生地の違いを表現できるほどの画力がないので、イラストでの再現は無しです。
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M1923マガジンポーチ・初期型(カーキ)
制式名:不明
製造国:アメリカ合衆国(BOYLE 製)
製造年:1942年
サイズ:14.5×9.5cm
カラー:カーキ
材質:コットン
やっと見慣れた形になりましたね。
M1911A1が制式拳銃として使用された1980年代まで、
基本的にはこの
M1923タイプのマガジンポーチが使われ続けます。
(当然マイナーチェンジはしますが・・・)
フォルムは
M1912・後期型と似ていますが、
ボタンが1つになり、お馴染みの
USマークが入るようになりました。
(そもそも何故今までボタンが2つだったのだろう・・・?)
同じ形で
OD(オリーブドラブ)色のタイプもありますので、
便宜上「
M1923マガジンポーチ・初期型(カーキ)」と呼ばせて頂きます。
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M1923マガジンポーチ・初期型(USMC)
形は上記「
M1923マガジンポーチ・後期型(カーキ)」と同じだが、
マークが「
USMC」になっている。
アメリカ海兵隊(USMC)の会計で発注された物ですが、
海兵隊員全員がこのUSMCマーク入りポーチを使用していたわけではなく、
ほとんどの隊員は陸軍と同じ物を使用していたと思います。
ODタイプでUSMCマーク入りを見たことが無いので便宜上
「
M1923マガジンポーチ・初期型(USMC)」と呼ばせて頂きます。
このポーチに限らず、USMCマーク入りの装備はレアです。
最も欲しいM191A1マガジンポーチのタイプなので、その思いも込めてイラストでの再現です。
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以上がM1911A1マガジンポーチのカーキタイプです
ブリティッシュメイド並みの急ごしらえで調べましたので、
書き漏らし&間違った記述があると思います。
お気付きの点がございましたら、遠慮なくご指摘下さい!!
「
M1911A1マガジンポーチ・OD編」はいつかやると思います・・・が、
ODタイプは『
赤城山』の
イッシーさんが紹介されてますので、スグにやる必要はないかな?
それでは今回はこのへんで