こんにちは、
パイル二等兵です
ココ最近、
「アウトドアで使用できる米軍装備の紹介」
と言うコンセプトを忘れておりました
なので今回(もしくは今回だけ?)は、アウトドアで使用できる米軍装備をご紹介致します
スリーピングマット
制式名:MAT SLEEPING
製造国:アリカカ合衆国
製造年:不明
サイズ:190×60cm
カラー:OD
材質:ウレタン
兵士が
寝袋の下に敷くウレタン製のマット、いわゆる
銀マット(アルミマット)の軍用版です。
銀マットに比べ
柔軟性は無い(つまり寝心地は悪い)ですが、
非常に丈夫で、どんなに尖った小石の上に敷いても穴が開きそうにありません。
軽くて丈夫で断熱性も良いので、なかなか使える代物だと思います
銀マット全般に言えることですが
嵩張るのが難点ですかね?
バックパッカーが銀マットをリュックの一番上に取り付ける様に、
米兵もこのスリーピングマットを取り付けます。 (
アリスパックに付けてるイメージが強いなァ)
私は
寝袋キャリアーにくるみ、
ショルダーストラップを取り付け、
スリーピングマット単独で持ち運ぶことが多いです
実際には寝袋キャリアーを使う必要性は無く、
マットの結束用のヒモに直接ショルダーストラップを付けるだけで事足ります
結束用のヒモはマット自体に取り付けられていて分離できませんが、
どうやら分離しているタイプ(輪ゴムタイプ?)もあるようです。
ヒモの部分に
コントラクトナンバー等が印字されているのですが、
私の所有しているモノには何もなし
(消えたのか?それとも初めから印字されていなかったのか?)
このスリーピングマットがいつ頃から使用されているのかは定かではありません・・・
1982年発行(1977年初版)の
装備品マニュアルには載っていないので、
1980年代以降のモノなのでしょうか?
何か情報がございましたら御一報を!!
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エアマットレス
制式名:MATTRESS, PNEUMATIC, (INSULATED) CLASS 2
製造国:アメリカ合衆国(QUALITY FABRICATIONS, INC. 製)
製造年:1984年頃(DLA 100-84-C-4275)
サイズ:200×80cm
カラー:OD
材質:ナイロン
コチラは上記の
エアマットレス版です。
ウレタンタイプに比べると重いですが、コンパクトに畳むことが出来ます。
(元々大きいので、劇的に小さくはなりませんけどね)
寝心地・保温性は当然コチラのエアマットレスの方が上です
難点は
パンクしたら終わり・・・と言うことでしょうか?
ベトナム戦争では湿地帯を行軍する際に、
濡らしたくない荷物を乗せる
小型ゴムボートとしても使用していました。
映画
『ディア・アメリカ 戦場からの手紙』では、
海で
サーフボード代わりにして遊んでいる若い米兵の映像が流れます。
死と隣り合わせのベトナムで無邪気に休暇を楽しんでいる姿を見ると、
何とも言えない複雑な心境になります・・・
※『ディア・アメリカ』の映像は全てベトナム戦争当時の記録映像です
2000年以降、
自己膨張型エアマットレス(制式名:MAT, SLEEPING, SELF-INFLATING)が
軍に納入されているようです。
残念ながら高くて買えず未入手なので、紹介は出来ません
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M1967スリーピングバッグキャリアー
制式名:CARRIER, SLEEPING GEAR
製造国:アメリカ合衆国
製造年:1968年頃(DSA 100-68-C-2549)
サイズ:35×30cm
カラー:OD
材質:ナイロン
スリーピングマットを包んでいた
寝袋キャリアーです。
一つ前の装備にあたる
M1956スリーピングバッグキャリアーは、
細くて長いコットン製のストラップで構成された複雑怪奇な代物でしたが、
コチラは一枚布の単純構造で非常に使いやすい逸品となっております
寝袋やマットだけでなく、色々なものを包めて
汎用性が高い!!
・・・と思うのですが、あまり使っている映像や画像を見たことがありません
(いや、もしかすると気付いてないだけかも)
それでは今回はこのへんで
(次回からはまた非アウトドアに戻るんだろうなァ・・・)
Hilander(ハイランダー) アルミロールマット 60×180米軍のウレタンマットとほぼ同じサイズですが、値段は半値以下。
BIG AGNES(ビッグアグネス) エアコア マミー ロング米軍のエアマットレスとほぼ同じ長さですが・・・高いなァ
この価格なら米軍モノを買った方が良いかも