パイル工兵の寒冷地発掘02

パイル二等兵

2018年02月07日 23:11

こんばんは、パイル工兵です


今回は前回に引き続きパイル工兵の寒冷地発掘をお送りいたします
前回はこちら⇒『パイル工兵の寒冷地発掘01

※所々フィクションが織り交ぜられていますので全て鵜呑みにしないで下さい


発掘手順(その1)

今更ながら発掘の手順を大まかに解説・・・ ※私はド素人ですので解説は結構適当です

①遺跡発掘に不要な上部の層は専門の業者が事前に重機で剥がしている
②工兵により手作業で表面を綺麗にし、遺構をあらわにする
③遺構に沿って手作業で掘る(大きなものは半分だけ掘る)




発掘手順(その2)

④半分だけ掘ったらその断面を地層ごとに分ける
⑤その地層の断面図を描く
⑥残りの半分を掘り上げる
⑦上から見た図を描く


とこんな感じで発掘は進んで行く。



突然の雪

寒波が到来し天候が不安定な現場は、天気予報とは無関係に雪が降る・・・
一度降り始めると、あっという間に一面を銀世界に変える・・・

この様な日が頻繁し、その都度作業が一時中断・・・これは謎の遺跡祟りなのだろうか?
しかし我々工兵祟りを恐れず調査を続行するのであった・・・



フォトアルバム

撮り溜めた写真の中から本編で使用しなかったものを放出いたします。

【画像上段】 エージェントMGTO曹長による杭打ち。 杭打ちは図面を描くのに必要な行程。
【画像中段】 雪と雨ぬかるみの現場。 毎日ブルーシートを掛けていてもこの有様。
【画像下段】 土の色の違いによりあらわになった遺構。 この遺構に沿って工兵手掘りする。


~続く~

【登場人物紹介】

フィクサーT
今回の現場の指揮官であり、前回まで指揮を執っていたエージェントMの上司にあたる。
あらゆる個人情報が秘匿事項となっており謎の存在。
某政府機関を裏で牛耳っているとか、いないとか・・・

エージェントM 
某政府機関から派遣された闇の役人
今回は担当を外され正規メンバーではない為、ほとんど顔を出すことはない。
ちなみに彼の2代目女秘書も不参加である。

GTO曹長
世界各地をまたにかける工兵の傭兵
ウッドランド迷彩がトレードマーク。
今までに3千発の地雷を処理したとか、してないとか・・・

ガーディアンI
世界各地をまたにかける塹壕堀の専門家
どんな地質でも規定通りの塹壕を構築する職人気質の工兵で、
「ガーディアン(守護神)」の異名をとる。

サボ兄・サボ弟
世界各地をまたにかける破壊工作の専門家兄弟
「サボ」とはサボチュア(saboteur)のことであり、日本語で「破壊工作員」の意味。
タリバンが構築した山岳要塞の約8%は彼ら兄弟が破壊したとか、していないとか・・・

パイル工兵
本来は海兵隊のコーヒーを淹れる専門家であるが、たまに工兵としての経験を積もうとしている。
工兵としての知識・技術・経験は半人前以下である。

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