謎の祠を調査・前編
こんばんは、
パイル二等兵です
政府の秘密機関に勤める
闇役人・エージェントMより、「
謎の祠を調査する」との一報が入ったので、
私・
パイル二等兵は現場へと急行した・・・
現場に到着すると指揮官である
エージェントM、ベテラン工兵である
GTO曹長の姿はあったが、
前回の調査で
エージェントMの補佐をしていた
女秘書の姿は見当たらず、
新たな女性が秘書として参加していた・・・この新しい女秘書を便宜上「
2代目女秘書」と名付けよう。
「あの初代女秘書はどうしたのですか?」と私が質問したところ、
エージェントMは表情一つ変えずこう答えた・・・
「転職をするために故郷の宮崎に帰った」と。
それが
表向きの理由であることはすぐに察しがついた・・・私が推測するに
初代女秘書は、
知ってはいけない秘密を知り、
エージェントMに消された・・・のだろう。
しかし
真実を知ろうとすれば私も消されてしまう可能性があるので、
これ以上
初代女秘書について詮索するのはやめることにした・・・
兎にも角にも、
謎の祠の調査は
エージェントM、
2代目女秘書、
GTO曹長、
パイル二等兵の4人でスタートを切った。
ベースキャンプ設営
まずは
ベースキャンプとして
GKテントを立てる・・・
GKテントとはいわゆる
運動会用テントの事であるが、
「
GK」が何の略なのかは不明である。
ベテランの
GTO曹長の指示に従い、素早く設営する。
ベースキャンプが完成すると道具類を持込み、調査準備は完了となる。
ちなみに画像の
GKテントの奥にある
小高い山の上に
謎の祠が鎮座している。
謎の祠
これが今回調査する
謎の祠である・・・
いつの時代のものなのか?何の目的で建てられたのか?誰が立てたのか?
そしてどんな秘密組織の陰謀が隠されているのか?
全てを解き明かせる可能性は極めて低いが、まずは第一歩を踏み出すこととした・・・
謎の祠の
周り数メートル分の堆積土を調査そして除去し、数日かけて画像の状態にした。
ちなみに
周りからは何の情報も得られることはなかった・・・
測量
謎の祠が鎮座する
小高い山の測量、そして
謎の祠の実測図の作成に数日・・・
この
謎の祠の周辺は、開発により
近々取り崩されてしまうため正確なデータをとる。
謎の祠の解体調査
重機オペレーターの方と協力して、
祠の石を一つ一つ丁寧に解体していく。
調査後に
復元出来るよう、
ミリ単位で図面を作成しているのでご安心を・・・
謎を解く鍵
上部を外し終わるとそこに2枚の貨幣が!!
恐らくこの
2枚の貨幣は
石の水平を保つために隙間に入れられていたのであろう。
つまり
謎の祠建設時の貨幣の可能性が非常に高い。
そしてこれらが
寛永通宝であったことから、
謎の祠は
江戸時代に建てられたと推測できる。
・・・この段階で謎の祠が、江戸時代の祠であったと言う答えが出てしまいましたが、
今後も謎の祠として話を進めて行きますので、あしからず。
つづく・・・
【登場人物紹介】
◎
パイル二等兵・・・海兵隊員ながら新人工兵として謎の祠調査に加わる。
◎
GTO曹長・・・世界各地をまたにかける工兵の傭兵。今までに3千発の地雷を処理したとかしてないとか。
◎
エージェントM・・・謎の祠調査を指揮するために政府の秘密機関から派遣された闇の役人。
◎
2代目女秘書・・・エージェントMの美人秘書。公的秘書なのか個人秘書なのかは不明だが、どうやら既婚者らしい。
◎
重機オペレーター・・・エージェントMに雇われた一匹狼の工兵。重機の扱いを得意とする。
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