米兵の雑嚢
こんにちは、
パイル二等兵です
今回ご紹介する、
アウトドアで使用出来そうな
ミリタリーグッズはコチラ
クレイモアバッグ
制式名:M7 Bandolier
製造国:アメリカ合衆国
製造年:1960年~現在
サイズ:25×30cm(平均値) ※本体部分
カラー:OD
材質:コットン
M18A1クレイモアを収納する肩掛けバッグです。
※M18A1クレイモアはこちらを参照ください⇒
クレイモア地雷 - Wikipedia
制式名は「
M7バンダリア」なのですが、一般的には「
クレイモアバッグ」と呼ばれています。
M18A1クレイモアは
M18クレイモアを
1960年に改良したもので、実戦で使用されたのは
1966年の
ベトナムです。
改良当初に
クレイモアバッグも採用されていたかは不明ですが
ベトナム戦争では使用されていたので、
1960年代前半には存在していたと思います。
クレイモアバッグは蓋つきの肩掛けバッグで、収納部分は真ん中に仕切りがあります。
蓋の裏側には
M18A1クレイモアの取扱説明書が縫い付けられています。
本来は使い捨てのバッグなのですが使い勝手が良いので、米兵たちは
雑嚢として再利用していました。
基本的な形は
1960年代から現在まで変わっていないのですが、
若干の変更により
初期型~後期型と言う変遷がありますので軽く紹介したいと思います。
クレイモアバッグ(初期型)
こちらはいわゆる
初期型と呼ばれているタイプです。
この
初期型は
1960年代に使用されていたもので、
ベトナム戦争モノと言えますね。
初期型の特徴
①ボタンの表面に穴がない
②蓋裏面にループがない
生地が
後期型に比べ若干荒い気がしますが、
初期型の特徴なのか単なる製造ロットの違いなのかは不明です。
クレイモアバッグ(中期型)
こちらも
初期型なのですが、改良されていますので
中期型と分類しました。
過渡期型と言った方が良いかもしれません。
バッグ自体は
1960年代後半に生産されたもので、
1970年以降に
ループを後付けして使用していたのだと推測します。
蓋裏面に「
ECT-1-51」と言うスタンプがありますが詳細は不明です。
中期型の特徴
①ボタンの表面に穴がない
②蓋裏面にループが後付け(?)されている
初期型に蓋裏面の
ループが後付けされています。
後付けではなく、この時期はこの様な縫い付けだったのかもしれません。
平行に縫われているので「
パラレル縫い」とでも呼んでおきましょう。
この
ループが曲者で、一体何の為のものなのか不明ですが自分なりに考察したものを
後述しておきます。
クレイモアバッグ(後期型)
こちらはいわゆる
後期型と呼ばれているタイプです。
最新装備に疎いので良く分かりませんが、現在もこの
後期型が使われているのだと思います。
1970年以降はこの
後期型で、一般的には
ベトナム戦争モノではないとされています。
後期型の特徴
①ボタンの表面に穴がある
②蓋裏面にループがある
後期型は蓋裏面のループが標準装備されています。
ジグザグに縫われているので「
ジグザグ縫い」とでも呼んでおきましょう。
後期型でループの無いものもあるみたいなので、大きく分類すると
4タイプとなりますね。
ループの用途についての考察
どこかのサイトで
何かを差しておくとの記述を見たのですが、その「
何か」を忘れてしまいました・・・
そもそもその記述が正しいとも限りませんが
可能性としましては
①何かを差しておくもの
②蓋の取っ手的なもの
③蓋の当て布的なもの
現行品にまで脈々と取り付けられている所を見ると、なくては困るものなんでしょうが・・・
個人的な推測ですが、
クレイモアのコードを固定するための
ペグ(マニュアルでは
STAKEと表記)を入れるのでは?
と思ったりしましたが・・・まあ違うでしょう
色々調べてみると
クレイモアのマニュアルに
M1 Firing Deviceと言う着火装置(以下
M1着火装置)
を使った使用例がありました。
敵がワイヤーに足を引っかけると着火する(手榴弾のピンのようなもの)装置なのだと思います。
M1着火装置は本体部分が
約2.2cm、頭の部分が
約2.5cmくらいですので、
サイズ的にはは
ループに収めるにはちょうどいい感じです。
本体部分は
ループを通り、頭の部分は通らない・・・ような気がします。
また
M1着火装置が
5本で箱入りになっていることから、
ループが5個あるのかな?
などと思ってしまいますね。
最大の問題は
ループにM1着火装置を差している画像が一切ない点です
ご存知の方、ご教授下さい!
お知らせ
話はガラリと変わりますが、当方が所属している『
アズ漫画研究会』の展示会『
アズ展~夢編~』が
北九州リバーウォーク5Fで開催しておりますので、どうぞお立ち寄り下さい。
「パイル二等兵の露営日記を見た」と言って頂ければ入場無料になりますし、
仮に言わなくても入場無料になります!!
ちなみに当方は今回作品を提出していません・・・
それでは今回はこのへんで
本日のタバコ
No.018:ブラックデビル・ココナッツミルクは『続きを読む』をクリック
本日のタバコNo.018:ブラックデビル・ココナッツミルク
商品名 : ブラックデビル・ココナッツミルク
販売元 : オランダ
価格 : 460円(2017年3月現在)
タール : 8mg
ニコチン : 0.5mg
発売年 : 不明
販売地 : 全国
オランダのタバコで、パッケージが
カッコよくもあり可愛くもあり・・・タバコ自体も
黒で
渋いですね。
ココナッツミルク味とのことですが、喫煙者はこんな
甘ったるそうな味を求めているのでしょうか?
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