パイル工兵の発掘日記 02

パイル二等兵

2016年02月19日 00:50

パイル工兵の発掘日記 第2話「陣地構築」

謎の遺跡調査に着手する前にまずベースキャンプの設営の任務が
新人工兵・パイル二等兵とベテラン工兵・GTO曹長に言い渡された。

ベースキャンプの設営とは言え、すでに政府秘密機関から2棟のユニットハウスが支給されていたので、
このユニットハウスに日除け用の屋根を設置するだけだが・・・





材料はこれまた政府秘密機関から支給されたヨシズと、近くの竹林から切り出した竹。

タープを張る要領でユニットハウス前にヨシズの屋根を設置する。
新人工兵ながら、多少アウトドア活動していた経験が役に立った。





ひとまず完成した屋根。

夏の照り付ける日差しからユニットハウスを守ってくれるだけではなく、テラス席感覚で小休止もできる。





ユニットハウスと謎の遺跡のある丘陵との間は谷のようになっている・・・
そこで移動しやすいように階段を作ることとなった。

ベテラン工兵・GTO曹長主導のもと、手際よく階段を築いていく・・・
暑い中の肉体労働が心地いい。

小一時間ほどで長期間使えるであろう階段は完成した。





かくして半日ほどかけ私とGTO曹長はベースキャンプを構築した。

これから数ヶ月、我々はここを拠点に謎の遺跡の調査へと挑むことになるのだった・・・


続く・・・


パイル工兵の発掘日記」は不定期連載(おそらく10話くらい)となっていますので、気が向いたら掲載します。
ちなみにこの物語は3~5割フィクションです。

【登場人物紹介】

パイル二等兵・・・海兵隊員ながら新人工兵として謎の遺跡調査に加わる。
GTO曹長・・・世界各地をまたにかける工兵の傭兵。今までに3千発の地雷を処理したとかしてないとか。
エージェントM・・・謎の遺跡調査を指揮するために政府秘密機関から派遣された謎の役人。
女秘書・・・エージェントMの美人秘書。公的秘書なのか、個人秘書なのかは謎である。

あなたにおススメの記事
関連記事