日本国民毒瓦斯対策

パイル二等兵

2011年12月15日 07:26

おはようございます、パイル二等兵です

前回に引き続き、今回は我が日本の非戦闘員用ガスマスクをご紹介致します


市民防毒面

     制式名:一七年式防空防毒面
     製造国:大日本帝国(日本化工 製)
     製造年:昭和18年(1943年)
     サイズ:(甲)2号
     カラー:緑
     材質:ゴム

WWⅡ時の市民用防毒面(ガスマスク)の最終形にして、
最も一般家庭に普及した「一七年式防空防毒面」です。

筒型の紙箱に入ったデッドストックで、
防毒面本体説明書と吸気缶(フィルター)用のが入っています。

米国と違い、空襲の被害にあった日本では、防毒面の必要性が重視されていたと思われます。
実際に日本の市民用防毒面の種類改良回数は米国のそれをはるかにしのぎます。

製造は日本化工ですが、配給斡旋は大日本防空協会が行ったようです。
大日本防空協会は恐らく内務省所管の財団法人・・・
推測するに、多くの内務省キャリアが天下りしたんでしょうね

ちなみに軍用の防毒面は希少品なので手が出ません
恐らくこの先も手を出さないでしょう・・・
この市民用防毒面も1000円だったので思わず買っちゃいましたが、本来は収集対象外

日本軍モノで収集対象なのは医療品(薬品)のみです




ん~、いくら大量に出回っている品とは言え、申し分ない状態

ゴムは最近作られたモノのように柔らかいですし、
吸気缶のラベルもほぼ100%残ってます。 ん~完璧ではないでしょうか!?
・・・まさかレプリカじゃないですよね? 需要ないですもんね

米国の非戦闘員用ガスマスクに比べ、吸気缶が小さくて頼りないです

それにしても「2号」サイズとは、現在のどのサイズにあたるのでしょうか?
1号」⇒「2号」⇒「3号」の順に大きくなるのでしょうか? それとも逆?
ちなみに「2号」は小さめです。



吸気缶のはヒモが切れていることが多いようですが、これはちゃんと残ってます

説明書は1枚のみで、両面に使い方などが印刷されています。
前回の米国モノに比べると説明不足は否めません・・・お国柄の違いでしょうか?



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続きまして、
『私の物ではないが、勝手に紹介する』のコーナーです


水虫液   (画像提供:さん)


陸上自衛隊・衛生補給処水虫液・・・つまり水虫の薬です

自衛隊の薬品とは、かなり貴重な品なのでは!? 当然初めて見ました

簡素なラベルが、いかにも官給品と言った感じで好感が持てます

ただボトルをに塗装していない所が、平和な自衛隊を表しているような気が
米軍だと、市販品をそのまま採用しているものでない限り、
官給品は全て迷彩効果を高める為にオリーブ色に塗装されていますし・・・

陸上自衛隊の武器類に付いている「桜にW」が自衛隊武器マークと呼ばれていることから、
桜にM」は自衛隊医療マークとでも呼ばれているのでしょうか?
ちなみに「W」はWeapon(武器)、「M」はMedical(医療)のことですよね?

この水虫液を患部に塗ると激痛が走るらしいですが、それを我慢し2~3日塗布、
すると塗布した所の皮膚がボロボロとめくれるように剥がれ、あとは綺麗になる
・・・とのことです。

現在は「ラシミール」と言う激痛の走らない薬になっているもよう。

そう言えば、米軍にも水虫の薬ってあるのでしょうか?
予防の為のフットパウダーは有名ですが、治療する薬は見たこと無いなァ・・・
あるのなら入手したいなァ・・・

どうでもいいですが、私は水虫ではありません


それでは今回はこのへんで


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