日本国民毒瓦斯対策
おはようございます、
パイル二等兵です
前回に引き続き、今回は我が日本の
非戦闘員用ガスマスクをご紹介致します
市民防毒面
制式名:一七年式防空防毒面
製造国:大日本帝国(日本化工 製)
製造年:昭和18年(1943年)
サイズ:(甲)2号
カラー:緑
材質:ゴム
WWⅡ時の
市民用防毒面(ガスマスク)の最終形にして、
最も一般家庭に普及した「
一七年式防空防毒面」です。
筒型の紙箱に入ったデッドストックで、
防毒面本体と
説明書と吸気缶(フィルター)用の
蓋が入っています。
米国と違い、空襲の被害にあった日本では、防毒面の必要性が重視されていたと思われます。
実際に日本の市民用防毒面の
種類と
改良回数は米国のそれをはるかにしのぎます。
製造は日本化工ですが、配給斡旋は大日本防空協会が行ったようです。
大日本防空協会は恐らく内務省所管の財団法人・・・
推測するに、多くの内務省キャリアが天下りしたんでしょうね
ちなみに
軍用の防毒面は希少品なので手が出ません
恐らくこの先も手を出さないでしょう・・・
この市民用防毒面も
1000円だったので思わず買っちゃいましたが、本来は収集対象外
日本軍モノで収集対象なのは
医療品(薬品)のみです
ん~、いくら大量に出回っている品とは言え、申し分ない状態
ゴムは最近作られたモノのように柔らかいですし、
吸気缶のラベルもほぼ100%残ってます。 ん~完璧ではないでしょうか!?
・・・まさか
レプリカじゃないですよね? 需要ないですもんね
米国の
非戦闘員用ガスマスクに比べ、吸気缶が小さくて頼りないです
それにしても「
2号」サイズとは、現在のどのサイズにあたるのでしょうか?
「
1号」⇒「
2号」⇒「
3号」の順に大きくなるのでしょうか? それとも逆?
ちなみに「2号」は小さめです。
吸気缶の
蓋はヒモが切れていることが多いようですが、これはちゃんと残ってます
説明書は1枚のみで、両面に使い方などが印刷されています。
前回の米国モノに比べると
説明不足は否めません・・・お国柄の違いでしょうか?
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続きまして、
『私の物ではないが、勝手に紹介する』のコーナーです
水虫液 (画像提供:
Iさん)
陸上自衛隊・衛生補給処の
水虫液・・・つまり
水虫の薬です
自衛隊の薬品とは、かなり
貴重な品なのでは!? 当然初めて見ました
簡素なラベルが、いかにも
官給品と言った感じで好感が持てます
ただボトルを
緑に塗装していない所が、
平和な自衛隊を表しているような気が
米軍だと、市販品をそのまま採用しているものでない限り、
官給品は全て
迷彩効果を高める為に
オリーブ色に塗装されていますし・・・
陸上自衛隊の武器類に付いている「
桜にW」が
自衛隊武器マークと呼ばれていることから、
「
桜にM」は
自衛隊医療マークとでも呼ばれているのでしょうか?
ちなみに「
W」は
Weapon(武器)、「
M」は
Medical(医療)のことですよね?
この水虫液を患部に塗ると
激痛が走るらしいですが、それを我慢し
2~3日塗布、
すると塗布した所の皮膚がボロボロとめくれるように剥がれ、あとは
綺麗になる
・・・とのことです。
現在は「
ラシミール」と言う激痛の走らない薬になっているもよう。
そう言えば、米軍にも水虫の薬ってあるのでしょうか?
予防の為の
フットパウダーは有名ですが、治療する薬は見たこと無いなァ・・・
あるのなら入手したいなァ・・・
どうでもいいですが、私は水虫ではありません
それでは今回はこのへんで
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