年越し露営(2015→2016)前編

パイル二等兵

2016年02月14日 16:27

こんにちは、パイル二等兵です

今回は年末年始にかけて実施した年越し露営についての報告をさせて頂きます


直方オートキャンプ場

場所はいつもの直方オートキャンプ場
もはや我々Cafe Marines専属露営地と言っても過言ではないかもしれません!!
・・・・・・いや過言ですね

昼から雨が止むという予報でしたが、その気配はなくずっと小雨が降っていました。
まあ、そのくらいの障害があった方が我々兵士は訓練し甲斐があると言うものです



参加メンバー

パイル二等兵・・・Cafe Marines指令官

M1951フィールドジャケット、M1951フィールドパンツ、黒革コンバットブーツ(中田商店)、
M1ヘルメット(他国軍代用品)、M1945サスペンダー、M1936ピストルベルト(自衛隊代用品)、
M1923マガジンポーチ、M1943ファーストエイドポーチ
  ※コンセプトは朝鮮戦争


シェフ伍長・・・Cafe Marines副官

M1965フィールドジャケット、M1965フィールドパンツ、ジャングルブーツ(中田商店)、M1ヘルメット、
LC-1サスペンダー、LC-1ピストルベルト、LC-1マガジンポーチ、LC-1ファーストエイドポーチ、
その他LC-1以降の装備多数
   ※コンセプトは70年代前後


ウインナー上等兵・・・Cafe Marines仮隊員

ウッドランドBDU上下、コマンドセーター、MA-1(量販店の粗悪品)、ジャングルブーツ(中田商店)
   ※コンセプトはあり合わせ


combatfox元軍曹・・・元合衆国陸軍特殊部隊員、パイル二等兵の戦友

M1965フィールドジャケット、LCリーフパンツ、ジャングルブーツ、ティアードロップサングラス
   ※コンセプトはベトナム帰還兵』『ベトナム軍事顧問


民間人女性・・・パイル二等兵の妹とその仲間達



準備

小雨の降る直方オートキャンプ場に到着し、早速露営の準備を始める・・・

我々軍属にあるメンバー4人combatfox殿はですが)はベースキャンプの設営に、
民間人女性3人昼食の準備に取り掛かることに。



ベースキャンプ設営

combatfox殿持参のMARPATシートを2枚連結してタープに。
メインポール以外はcombatfox殿持参のを適度に切りそろえたもの。

屋根が出来上がったら、次は風よけの為にcombatfox殿持参の農業用ビニールシートを側面に貼る。

設営中に河川敷を散歩されている方から「自衛隊が来てるの?」と声掛けれれました・・・
「いや、趣味です・・・」と恥ずかしげに答える私。
ミリタリーキャンプをやっていて一番恥ずかしいと言うか、恐縮してしまう瞬間です



ベースキャンプ完成

最後にcombatfox殿持参の薪ストーブを設置して完成!!

んん~・・・結局すべてcombatfox殿持参の品々ばかりですね
我々海兵隊員は完全にお客様状態です



昼食準備

何やら昼食を作っています。 どうやらホットサンドのようです。

ちなみに使用しているフォールディングテーブルウインナー上等兵持参のもの。
ホームセンターで購入したものを私がODスプレーで塗り、米軍の医療マークをステンシルしてあげました



薪ストーブ火入れ

薪ストーブ用を私が軍用の斧で割り、combatfox殿がストーブへくべる。

薪に火が行き渡ると、ベースキャンプはほんのりと暖かさに包まれる・・・
我々兵士が一番心が穏やかになる時間の始まりだ。

暖かさに包まれると言えばあれは1970年のベトナムの高地での出来事・・・
熱帯をイメージするベトナムだが、標高の高い高地では冬場は非常に冷えこむ。
あの時は確か8時間に及ぶ近隣のパトロールから帰還し、
冷えっ切った体を温めようと薪を集めて暖を取っていた・・・
パトロールから解放された安堵感と暖かさに包まれた安心感。
我々パトロール隊は完全に緊張の糸がほぐれ、うとうととし始めた・・・
するとどこからともなくAK47の発砲音が!!
私はすぐさまM14を手に取り・・・


はっ!! 持病の中二病が発症してしまった

気を取り直して報告の続きを・・・



昼食

民間人女性が下ごしらえしたホットサンドをアルミホイルで包み、薪ストーブで焼く。
薪ストーブの高火力表面は焦げてしまいましたが、
そんなもの腹をすかせた兵士たちは気にせず貪り食うのです

焦げを気にせず食うと言えばあれは1968年ケサン基地でのこと・・・
北ベトナム軍に包囲された我々海兵隊員は一時補給を絶たれ、
備蓄された食料をチビチビ消費していた。
しかしついに食料は底をつき、1分隊(10名程)に小麦粉3kgが最後の支給となった。
隊員の一人にかつてパン屋で働いていた奴がいて、
そいつが3kgの小麦粉を水だけ加えて練ったものを焚火で焼いてくれた。
表面は黒焦げだったが、腹をすかせた海兵隊員たちはぺろりと・・・


はっ!! 持病の中二病が発症してしまった

気を取り直して報告の続きを・・・



食後の談笑

食後にシェルターハーフテントを設営する予定でしたが、小雨がまだやみそうになかったので暫し談笑・・・

combatfox殿ご自慢のナイフコレクションを詳しい解説付きで見せて頂くことに。
最近私はブッシュクラフトと言うものに興味を抱いており、それを始めるにはまずナイフだ!!
と言うことでcombatfox殿から色々ご教授を受けました
ん~今のところ空軍のエアークルー用サバイバルナイフ海軍のMk.1のレプリカにしようかと思っています。

一番下の画像は何でしょうかね? 軍用ナイフ女子ですかね?

ちなみに左から
   Ekコマンド・ナイフ社のナイフ・・・WWⅡからイラク戦争まで米兵に愛された由緒あるナイフ
   KA-BAR(ARMYタイプ)・・・KA-BAR社が市販したKA-BARナイフのARMY刻印タイプ
   KA-BAR(軍支給品)・・・1980年代の米軍実物のKA-BARナイフ



3時のおやつ

談笑を続けていると少し口さみしい感覚に・・・
と言うわけで民間人女性3時のおやつを準備してもらうことに。

ホットサンドで余ったパンを利用してフレンチトーストを作ってくれました

個人的に私は手軽に作れるフレンチトーストが大好物です!
・・・手軽だからと言って自分で作った経験は1~2度しかないですが



コーヒータイム

スイーツにはやはりコーヒー!!
と言うわけで我がCafe Marinesコーヒー担当見習い・シェフ伍長に淹れてもらうことに

コーヒースイーツが揃って、会話も大いに盛り上がる

コーヒーと言えばあれは1972年・・・3日間だけ特別休暇をもらった私は、
サイゴンの喫茶店で甘いベトナムコーヒーを飲みながら小説を読みふけっていた・・・
ふと視線を感じその方向に顔を向けると、そこには小柄で可愛らしいベトナム人女学生がいた。
私たちは何故かお互いを見つめ合ったまま目をそらすことが出来なかった・・・
私たちは恋に落ちた・・・
とても明るくて笑顔の絶やさないその女性に私は心癒され、
3日間の特別休暇が終わる頃には、この人とずっと一緒にいたいと思えるようになっていた。
私たちは結婚の約束をした・・・兵役が終わったら迎えに行くと彼女に告げ、私は基地へと帰っていった。
しかしその約束は果たすことは出来なかった・・・
当時サイゴン市内で散発していたべトコンと南ベトナム軍との銃撃戦に巻き込まれ、彼女は・・・


はっ!! 持病の中二病が発症してしまった

気を取り直して報告の続きを・・・



シェルターハーフテント設営

3時のおやつが終わっても、なかなか小雨が止みきれない・・・
このままだと陽が沈んで暗闇でのシェルターハーフテント設営となってしまう。
それだけは避けたかったので、少しの止み間を見て設営を強行することに。

いつもなら全員のテントを並べて絵面を良くするのですが、
今回は地面のぬかるんでいない所をそれぞれ選んで設営しました。

シェルターハーフ歴の長いパイル二等兵combatfox殿、シェフ伍長は手慣れた手つきで一人で設営。
しかしFNG(Fucking New Guy : 新兵)で仮隊員であるウインナー上等兵は一人で設営することが出来ず、
combatfox殿の手解きと手助けで何とか設営してました。
もはやシェルターハーフ初心者へのcombatfox殿の指導は定番となっていますね。

そんなこんなで、無事陽が沈む前に全員設営し終えました



夕食

夕食はウインナー上等兵地元長崎より持ち込んだ魚の干物
この魚の干物を薪ストーブで焼き、白いご飯と共に喰らう!!
これはお世辞抜きで上手かった!!   ※そもそも私はウインナー上等兵にお世辞を使わない

ウインナー上等兵のくせになかなか良いものを仕入れやがって・・・
と思いましたが、後々話を聞くとウインナー上等兵の母上様が用意したとのことでした。



晩酌タイム

食後は軽いつまみで晩酌タイム

ビールバーボンでほろ酔い気分に・・・おかげでこの後の写真を撮り忘れています

年越しそばを食べたり、除夜の鐘に耳を傾けたりと年越しらしい時間を過ごして、
夜中の2時くらいに就寝したと記憶しております


翌日の報告は次回に・・・


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