年越し露営(2015→2016)前編
こんにちは、
パイル二等兵です
今回は
年末年始にかけて実施した
年越し露営についての報告をさせて頂きます
直方オートキャンプ場
場所はいつもの
直方オートキャンプ場。
もはや我々
Cafe Marinesの
専属露営地と言っても
過言ではないかもしれません!!
・・・・・・いや
過言ですね
昼から雨が止むという予報でしたが、その気配はなく
ずっと小雨が降っていました。
まあ、そのくらいの障害があった方が
我々兵士は訓練し甲斐があると言うものです
参加メンバー
①パイル二等兵・・・Cafe Marines指令官
M1951フィールドジャケット、M1951フィールドパンツ、黒革コンバットブーツ(中田商店)、
M1ヘルメット(他国軍代用品)、M1945サスペンダー、M1936ピストルベルト(自衛隊代用品)、
M1923マガジンポーチ、M1943ファーストエイドポーチ
※コンセプトは
『朝鮮戦争』
②シェフ伍長・・・Cafe Marines副官
M1965フィールドジャケット、M1965フィールドパンツ、ジャングルブーツ(中田商店)、M1ヘルメット、
LC-1サスペンダー、LC-1ピストルベルト、LC-1マガジンポーチ、LC-1ファーストエイドポーチ、
その他LC-1以降の装備多数
※コンセプトは
『70年代前後』
③ウインナー上等兵・・・Cafe Marines仮隊員
ウッドランドBDU上下、コマンドセーター、MA-1(量販店の粗悪品)、ジャングルブーツ(中田商店)
※コンセプトは
『あり合わせ』
④combatfox元軍曹・・・元合衆国陸軍特殊部隊員、パイル二等兵の戦友
M1965フィールドジャケット、LCリーフパンツ、ジャングルブーツ、ティアードロップサングラス
※コンセプトは
『ベトナム帰還兵』『ベトナム軍事顧問』
⑤民間人女性・・・パイル二等兵の妹とその仲間達
準備
小雨の降る
直方オートキャンプ場に到着し、早速
露営の準備を始める・・・
我々
軍属にあるメンバー4人(
combatfox殿は
元ですが)は
ベースキャンプの設営に、
民間人女性3人は
昼食の準備に取り掛かることに。
ベースキャンプ設営
combatfox殿持参の
MARPATシートを2枚連結してタープに。
メインポール以外は
combatfox殿持参の
竹を適度に切りそろえたもの。
屋根が出来上がったら、次は風よけの為に
combatfox殿持参の
農業用ビニールシートを側面に貼る。
設営中に河川敷を散歩されている方から
「自衛隊が来てるの?」と声掛けれれました・・・
「いや、趣味です・・・」と恥ずかしげに答える私。
ミリタリーキャンプをやっていて
一番恥ずかしいと言うか、恐縮してしまう瞬間です
ベースキャンプ完成
最後に
combatfox殿持参の
薪ストーブを設置して完成!!
んん~・・・結局すべて
combatfox殿持参の品々ばかりですね
我々
海兵隊員は完全に
お客様状態です
昼食準備
何やら
昼食を作っています。 どうやら
ホットサンドのようです。
ちなみに使用している
フォールディングテーブルは
ウインナー上等兵持参のもの。
ホームセンターで購入したものを私が
ODスプレーで塗り、
米軍の医療マークをステンシルしてあげました
薪ストーブ火入れ
薪ストーブ用の
薪を私が
軍用の斧で割り、
combatfox殿がストーブへくべる。
薪に火が行き渡ると、
ベースキャンプ内
はほんのりと暖かさに包まれる・・・
我々兵士が
一番心が穏やかになる時間の始まりだ。
暖かさに包まれると言えばあれは1970年のベトナムの高地での出来事・・・
熱帯をイメージするベトナムだが、標高の高い高地では冬場は非常に冷えこむ。
あの時は確か8時間に及ぶ近隣のパトロールから帰還し、
冷えっ切った体を温めようと薪を集めて暖を取っていた・・・
パトロールから解放された安堵感と暖かさに包まれた安心感。
我々パトロール隊は完全に緊張の糸がほぐれ、うとうととし始めた・・・
するとどこからともなくAK47の発砲音が!!
私はすぐさまM14を手に取り・・・
はっ!! 持病の中二病が発症してしまった
気を取り直して報告の続きを・・・
昼食
民間人女性が下ごしらえした
ホットサンドをアルミホイルで包み、薪ストーブで焼く。
薪ストーブの高火力で
表面は焦げてしまいましたが、
そんなもの腹をすかせた兵士たちは気にせず貪り食うのです
焦げを気にせず食うと言えばあれは1968年ケサン基地でのこと・・・
北ベトナム軍に包囲された我々海兵隊員は一時補給を絶たれ、
備蓄された食料をチビチビ消費していた。
しかしついに食料は底をつき、1分隊(10名程)に小麦粉3kgが最後の支給となった。
隊員の一人にかつてパン屋で働いていた奴がいて、
そいつが3kgの小麦粉を水だけ加えて練ったものを焚火で焼いてくれた。
表面は黒焦げだったが、腹をすかせた海兵隊員たちはぺろりと・・・
はっ!! 持病の中二病が発症してしまった
気を取り直して報告の続きを・・・
食後の談笑
食後に
シェルターハーフテントを設営する予定でしたが、
小雨がまだやみそうになかったので暫し談笑・・・
combatfox殿ご自慢の
ナイフコレクションを詳しい解説付きで見せて頂くことに。
最近私は
ブッシュクラフトと言うものに興味を抱いており、それを始めるにはまずナイフだ!!
と言うことで
combatfox殿から色々ご教授を受けました
ん~今のところ
空軍のエアークルー用サバイバルナイフか
海軍のMk.1のレプリカにしようかと思っています。
一番下の画像は何でしょうかね?
軍用ナイフ女子ですかね?
ちなみに左から
Ekコマンド・ナイフ社のナイフ・・・WWⅡからイラク戦争まで米兵に愛された由緒あるナイフ
KA-BAR(ARMYタイプ)・・・KA-BAR社が市販したKA-BARナイフのARMY刻印タイプ
KA-BAR(軍支給品)・・・1980年代の米軍実物のKA-BARナイフ
3時のおやつ
談笑を続けていると少し口さみしい感覚に・・・
と言うわけで
民間人女性に
3時のおやつを準備してもらうことに。
ホットサンドで余ったパンを利用して
フレンチトーストを作ってくれました
個人的に私は手軽に作れる
フレンチトーストが大好物です!
・・・手軽だからと言って自分で作った経験は1~2度しかないですが
コーヒータイム
スイーツにはやはりコーヒー!!
と言うわけで我が
Cafe Marinesの
コーヒー担当見習い・シェフ伍長に淹れてもらうことに
コーヒーと
スイーツが揃って、
会話も大いに盛り上がる
コーヒーと言えばあれは1972年・・・3日間だけ特別休暇をもらった私は、
サイゴンの喫茶店で甘いベトナムコーヒーを飲みながら小説を読みふけっていた・・・
ふと視線を感じその方向に顔を向けると、そこには小柄で可愛らしいベトナム人女学生がいた。
私たちは何故かお互いを見つめ合ったまま目をそらすことが出来なかった・・・
私たちは恋に落ちた・・・
とても明るくて笑顔の絶やさないその女性に私は心癒され、
3日間の特別休暇が終わる頃には、この人とずっと一緒にいたいと思えるようになっていた。
私たちは結婚の約束をした・・・兵役が終わったら迎えに行くと彼女に告げ、私は基地へと帰っていった。
しかしその約束は果たすことは出来なかった・・・
当時サイゴン市内で散発していたべトコンと南ベトナム軍との銃撃戦に巻き込まれ、彼女は・・・
はっ!! 持病の中二病が発症してしまった
気を取り直して報告の続きを・・・
シェルターハーフテント設営
3時のおやつが終わっても、なかなか
小雨が止みきれない・・・
このままだと陽が沈んで暗闇での
シェルターハーフテント設営となってしまう。
それだけは避けたかったので、少しの止み間を見て
設営を強行することに。
いつもなら
全員のテントを並べて絵面を良くするのですが、
今回は地面のぬかるんでいない所をそれぞれ選んで設営しました。
シェルターハーフ歴の長い
パイル二等兵、
combatfox殿、
シェフ伍長は手慣れた手つきで一人で設営。
しかし
FNG(Fucking New Guy : 新兵)で
仮隊員である
ウインナー上等兵は一人で設営することが出来ず、
combatfox殿の手解きと手助けで何とか設営してました。
もはや
シェルターハーフ初心者へのcombatfox殿の指導は定番となっていますね。
そんなこんなで、無事陽が沈む前に全員設営し終えました
夕食
夕食は
ウインナー上等兵が
地元長崎より持ち込んだ魚の干物。
この
魚の干物を薪ストーブで焼き、
白いご飯と共に喰らう!!
これはお世辞抜きで上手かった!! ※そもそも私はウインナー上等兵にお世辞を使わない
ウインナー上等兵のくせになかなか良いものを仕入れやがって・・・
と思いましたが、後々話を聞くと
ウインナー上等兵の母上様が用意したとのことでした。
晩酌タイム
食後は軽いつまみで
晩酌タイム
ビールと
バーボンでほろ酔い気分に・・・
おかげでこの後の写真を撮り忘れています
年越しそばを食べたり、
除夜の鐘に耳を傾けたりと
年越しらしい時間を過ごして、
夜中の2時くらいに就寝したと記憶しております
翌日の報告は次回に・・・
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